巨人の高梨雄平投手（２９）が１４日、契約更改交渉に臨み、８００万円アップの７８００万円（推定）でサインしました。

交渉後、会見した高梨投手は「全試合ブルペンに入った、全試合登録したところをすごく評価していただきました。昨年より、防御率は落ちてしまって、登板数は伸びているという、細々とした数字の話はあったんですけど、全体的にはすごく評価してもらった」と、成績以外の部分で評価されたことを明かしました。

来季のテーマに“合理的非合理”をあげ、「合理性合理的なことを突き詰めると、結局気合と根性に回帰してくる。嫌と思うことも必要なのでしっかりやります」と説明した高梨投手。

「たとえば走り込みとかも高校生の時は走らされるじゃないですか、走り込みって意味ないなと思って、ウエイトばかりする。僕の経験でも結構あるんですけど、意外とやりたくないことをストレスを感じながらやったり、やらされるのは、時には必要だったりする。そういうイメージ」と来季テーマを語りました。

来季の目標については「８００万アップと言われて、『キリよく、もう２００万欲しいです』と言っちゃった。それをとても反省しています。小さかったなと。キリがいいのは１億だと思うので、来年はそこでキリよくいけるような成績を出せるように、めちゃくちゃ反省しました」と、大台の１億円を目標に掲げました。

「数字を見たときにスーパーとかでも１８０円だと安いなと思うじゃないですか、７８００万よりも８０００万の方がもらっている感じがするな、という気持ちがした自分がちょっと恥ずかしいです。『小さい男だな』と思いました」と例をあげると、真剣に聞く記者たちに対し、「ここ笑ってもらわないと、僕めっちゃ恥ずかしいんですけど」と、おどけた表情も見せました。