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繋いで崩すパスサッカー大社 高校サッカー

2021年12月18日 2:47
繋いで崩すパスサッカー大社 高校サッカー

第100回全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕。2大会連続11回目の出場となった島根代表・大社は、31日の2回戦で高校タイトル二冠(インターハイ、プレミアEAST優勝)の青森代表・青森山田と対戦します。94回大会以来の対戦となる2校の対決。大社の注目選手たちとチームの特長を紹介します。

■繋いで崩すパスサッカー

大社は島根県大会を通して4試合12得点1失点。GKもビルドアップに参加し、繋いで崩す伝統のパスサッカーが持ち味です。連係プレーから一瞬の隙をつく攻撃と攻撃陣の個の力にも注目です。

■攻撃陣

攻撃陣は去年からのレギュラー「持田優輝選手、角凌太選手、高月昂希選手、島貫心選手(全員3年)」が残り、エース持田選手を中心に個人技があり、高い攻撃力を誇ります。また、去年途中出場で全国を経験した廣戸蒼大選手(3年)は後長直樹監督が絶大な信頼をほこる攻守の要に成長しました。

立正大淞南との決勝戦では、決勝前3試合で4得点の持田選手が、得意のドリブル突破からのシュートで先制。さらに、キャプテンの角選手が高く浮いたボールを足元にしっかりと収めると、最後は独特のリズムからシュートを放ち2点目を入れました。

先制点を決めた持田選手は「全国でも、ドリブルやシュートなど自分の持ち味を発揮して得点を決めたい」と意気込みを語ります。

■守備陣

一方の守備陣は、去年の3年生が全員抜け、1・2年生中心のメンバーに世代交代しました。その守備陣をまとめるのがGKの栗原拓也選手(3年)です。決勝でも好セーブを見せた頼れる守護神がサポートします。後長直樹監督は「守備陣が1、2年生で、代替わりをした時には本当に不安ばかりだったが、よくここまで成長してくれた」と決勝を無失点で抑えた守備陣を評価。1試合ごとに成長する守備陣に期待です。


■去年できなかった1勝を

99回大会では堀越(東京A)に試合終了間際に1-1と追いついたものの、PK戦の末敗退。3年生と2年生は目の前で敗れた先輩たちの姿を目に焼き付けていました。後長直樹監督は新チームになり「全国での借りは全国でしか返せない。全国を目指し、次は勝利しよう」と選手に投げかけ、選手たちは「全国で去年の借りを返す」という合言葉を胸に手にした全国の舞台。キャプテンの角選手は「島根県の代表ということを胸に刻んで、全国でも勝てるようなチームに、日々の練習を大切にして頑張っていきたい」と全国への意気込みを語りました。

対戦相手は94回大会で2点を先制しながら追いつかれ、後半アディショナルタイムに決勝点を許し敗れた青森山田。高校タイトル三冠を目指す青森山田に対し伝統のパスサッカーで挑む大社は、67回大会以来33大会ぶりの勝利を目指し、再び全国のピッチに立ちます。

※写真は地区大会5得点のエース持田優輝選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本海テレビ)

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