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【男子バレー】52年ぶりの金メダルへ初陣は敗北 高橋藍の顔面にアタックが当たるアクシデントも

2024年7月27日 18:24
【男子バレー】52年ぶりの金メダルへ初陣は敗北 高橋藍の顔面にアタックが当たるアクシデントも
男子バレーボール日本代表の西田有志選手(写真:ロイター/アフロ)
◇パリオリンピック2024 男子バレーボール 予選リーグ グループC ドイツ3-2日本(日本時間27日、パリ南アリーナ)

男子バレーボール開幕戦を迎えた世界ランキング2位の日本は同ランク11位のドイツと戦い、フルセットの末初戦を落としました。

第1セット、序盤に8連続ポイントを許し2-9と大量リードを奪われるも、エースの石川祐希選手が相手チームを崩していきます。すると西田有志選手がアタックとブロックで得点を重ね、相手にじりじりと迫っていきますが、17-25で落とします。

第2セットは高橋藍選手、石川選手が決めると、西田選手が相手の3枚ブロックをかいくぐるようにボールを落としポイントを追加。さらにサービスエースも決め、吠えます。20点を超えても一進一退の攻防が続く接戦。大事な場面で石川選手の強烈なアタックが決まると、ドイツが思わずタイムアウトを取ります。ドイツのエースであるジェルジ・グロゼル選手のアタックを山本智大選手が後ろ向きで拾うと、ネーションズリーグでは左足首を負傷し途中から出場がなかった高橋選手がアタックで答えます。最後は石川選手が決め2セット目を手にしました。

セットカウント1-1で迎えた第3セット目、長いラリーを高橋選手が制すと、山内晶大選手が高いブロックとクイックで連続得点を決めます。徐々にリードを縮められるも石川選手がブロックのすきまをつく鋭いアタックを決めます。小野寺太志選手のサービスエースでセットポイントを奪うと石川選手がこのセットを決めました。

第4セットも再び激しい接戦に。3点連取され15-17で逆転を許しますが、流れを止める山内選手のブロックが光ります。石川選手の執念のサーブで相手を倒し奪取。23-23と試合終盤まで迫るも、セットポイントをドイツに奪われるピンチ。しかし宮浦健人選手が再び同点に追いつきます。4度相手のセットポイントを乗り越え、日本は宮浦選手がサービスエースで初めてセットポイントをつかむも再び同点に。5度目のセットポイント奪われこのセットを28-30で落とし試合は最終セットへ。

序盤にドイツ選手のアタックが高橋選手の顔面に当たるアクシデントが起きます。少し顔をしかめましたがそのままプレーは続行。その後もドイツに押し込まれる日本。4-8で折り返します。小野寺選手のサービスエースと石川選手が決め、点差を縮めていきますが、相手にセットポイントを奪われ、12-15で敗れました。

次戦は31日に世界ランキング8位のアルゼンチンと戦います。