◇プロ野球・巨人春季キャンプ第3クール2日目(12日、宮崎)

巨人・阿部慎之助監督が浅野翔吾選手の打撃練習を指導し、1時間以上にわたって負荷の多いメニューを課しました。

浅野選手はおもりをつけたバットを使用してトスバッティングを行い、阿部監督が投げるボールをひたすら打ち続けます。徐々に表情は険しくなりますが、一箱分のボールを打ち込みました。

さらに、それだけでは終わらず、バットのおもりを外して特訓再開。フルスイング後の体勢を約3秒キープする練習では、体をプルプルと震わせながらも歯を食いしばって体勢を維持していました。

しかし、阿部監督からさらに腰を落として上体を起こすように指導されると、それまで一度も倒れずにスイングしていた浅野選手が耐えきれずにゴロンと転倒。しばらくして立ち上がり、豪快なスイングで残りのボールを打ち切りました。

一区切りすると浅野選手は歩きながら呼吸を整えます。ここでドラフト3位ルーキーの荒巻悠選手をみつけると「一緒にやろう」と言わんばかりに声をかけ今度は2人でトスバッティングを受けました。声を張り上げながらバットを振り続ける荒巻選手に、阿部監督は浅野選手の時と同様に表情を変えず一箱分を投げ続けました。

その後は浅野選手と荒巻選手で交代しながら、約1時間に及ぶ阿部監督の猛特訓を受けました。