Jリーグ・横浜FCからポルトガル2部・オリベイレンセへの移籍が報道されている日本サッカー界のレジェンド、“キングカズ”こと三浦知良選手(55)。プロ生活38年目で5か国目の挑戦が間近に迫っています。

ポルトガルで日本テレビの取材に応じてくれた三浦選手。現在の状況について聞くと「メディカルチェック終わって通ったので、後はサインするだけ。あと2～3日でサインして、この週末が過ぎれば正式にサインして、移籍が成立すると思います」と話しました。

40年前の15歳でプロになるためブラジルに渡った三浦選手。ポルトガル語でのコミュニケーションが取れることはプラスになっており「みんな明るくて、僕を受け入れてくれ、親切にしてくれます。まだ1日なんですけど、その中でいろんなことを話しかけてくれます。ブラジル人も多くて、特にブラジルの選手は積極的に話しかけてくれるので、とてもこれから先、いい環境を作れるんじゃないかなと感触はあります」と手応えを口にしています。

これでブラジル、イタリア、クロアチア、オーストラリアに続く海外5か国目の挑戦。

「とにかくサッカーをエンジョイしてポルトガルの文化、ポルトガル人の考え、そういうものをいろいろ勉強したいなと思いますし、サッカー文化として根付いている国ですから、生活しながらサッカー人として、日本とは違うサッカー文化を学びたい」

「今までの若いときの挑戦と違って、非常にリラックスした中での挑戦。何をもって挑戦、何をもって成功と言えるのかは人それぞれ違うと思う。自分なりに、納得いく生活を毎日送って、その中で自分が今よりもシーズンが終わったときに成長したらいいなと思います。その成長しているという実感を得るために1日1日を大切にして、1回1回の練習を大切にして、1試合1試合を本当に大切にしています。自分が『ここに来て良かった』みんなが『僕が来て良かった』と思ってもらえるような挑戦にしたいなと思っています」

来月に56歳を迎えるキングカズ。チームに貢献するため、ピッチ内外で全力を尽くします。