「超えることができてよかった」黒田朝日が青学先輩の若林宏樹を超え“日本学生新” 折り返しでアクシデントも初マラソンで力示す
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■“最後の方は無我夢中で全然記憶とかもない”
雪が舞う寒さの厳しいコンディション。さらに30キロ過ぎの折り返し地点では、先頭集団が20メートルほど先で折り返しをしてしま痛恨のミスも発生。
黒田選手は、30キロ以降苦しい表情をみせており、「ずっときつかった」と苦笑いで振り返りますが、「なんとか意地でくらいつけた」と日本勢3番手の全体6位でフィニッシュ。ガッツポーズが飛び出します。
「最後の方は無我夢中で全然記憶とかもないんですが、いい記録で走ることができてよかった」と振り返りました。
タイムは、青山学院大学の先輩である若林宏樹選手(4年)が、2月の別府大分毎日マラソンで記録した2時間6分7秒の日本学生記録を2秒更新。「自分の中で目安としていたタイム。超えることができてよかった」と表情を緩めます。
箱根駅伝では2年時から2年連続で花の2区を走り力走。新キャプテンとして新チームを率います。今回の結果に「大きな自信になる。学生である以上、学生駅伝、そこでしっかり活躍できるようにつなげていきたい」と力を込めました。