プロ野球パ・リーグの西武は1日、宮崎県日南市で春季キャンプが始まりました。

今季からチームを率いる西口文也監督は、「あいにくの天気で、晴れやかな気分で初日を迎えることはできなかったですけど、初日にしてはこれくらいで十分かなという練習ができたと思います」と初日を振り返りました。

キャンプはじめのセレモニーではファンの子どもたちからメッセージが送られ、西口監督も「幼稚園児の皆さんが練習した成果を披露してくれて本当に笑顔になれました。あれくらい練習してあんだけうまくなるんだから、うちの選手もどんだけ練習したらうまくなるか、これから楽しみ」とコメント。

初日の練習では若手に熱視線を送り、「どれくらい自主トレ期間で練習してきてくれるかなと動きを確かめる意味で選手を見ていた。それなりにみんな動けていたので安心しています」と安堵(あんど)の表情を見せました。

さらに、2軍監督時代との変化を聞かれた際には、「内容的、気分的にはあまり変わることはないですけど、周りの人から見られる目が増えている」と回答。

開幕に向けて、「選手一人一人が勝ちに対する意識を強く持って、自分たちで考えて野球をやっていけるように。高校野球だったら選手が目指すところは甲子園。プロである以上、昨年は6位であったけど、今年はしっかりとパ・リーグ制覇を目指していく。またその先の日本シリーズも目指していく」と力強く意気込みました。