プロ野球・巨人の岡本和真選手が30日、日本テレビの「ドラマチックドキュメンタリー～独占密着！巨人を背負う男達の1年～」にVTR出演し、世界一に輝いたWBCを振り返りました。

メジャーリーガーを擁するアメリカとの決勝戦でホームランを放つなど、大会通算で打率.333、2本塁打、7打点の活躍で日本の世界一に貢献した岡本選手。侍ジャパンでは、大谷翔平選手からも可愛がられる、愛されキャラでした。

今年の春季キャンプ直前、巨人の新キャプテンとしての重責を担うとともに、岡本選手には大きな目標がありました。それはWBC。

「やっぱりメジャーリーガーと対戦したいですし、トップチームに入るのは初めてなので、すごく楽しみです。(メジャーに)憧れはあります。めちゃめちゃあります」

また岡本選手は「去年のサード用グラブと、WBCでやるかもしれないのでファーストミットも一応持ってきた。サードにこだわってやってるんで。サードベースマンです。僕は」と、本職のサードへのプライドがある中で、ファーストミットも用意していました。

侍ジャパンの栗山監督から「岡本君の力を貸してくれないか」と直接電話を受けた岡本選手。「本職のサードだけでなく、いろんなポジションに入ってもらうことが多くなる」と言われるも、「何でもするから選んでくれって思ってました。正直、選ばれるかは本当に分からなかったのですが、そのつもりでやってきましたし、やっと明確にそこに向けて(練習が)できるなと思いました」と当時を振り返りました。

サードへのプライドがある中、キャンプでは外野も練習。その貪欲な姿勢が実を結び、侍ジャパンではファーストでレギュラーを勝ち取りました。

WBCから帰国直後、「行く前は僕が試合に出るもんだとは誰も思わなかったでしょうし、そういう部分で自分が最後フィールドに立てて優勝、世界一を味わえたっていうのもありがたいことですし、野球って楽しいなって」と話した岡本選手。

さらに「同時にもっとすごい人たちを見たので、レベルアップしないといけないなと思ったり、自分自身がちっぽけに思えるのはいいことだと思って、もっと頑張ろうって思いました」と語りました。

今季、自身3度目の本塁打王を獲得した岡本選手ですが、来季はよりレベルアップした打撃に期待です。