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「僕が投げるのがベストかな」巨人・菅野智之 志願した緊急登板の内幕を明かす「なんとなく体が動かされたという感じ」

2023年8月24日 6:32
「僕が投げるのがベストかな」巨人・菅野智之 志願した緊急登板の内幕を明かす「なんとなく体が動かされたという感じ」
緊急登板となった巨人の菅野智之投手(画像:日テレジータス)
プロ野球セ・リーグ 巨人4×-3ヤクルト(23日、東京ドーム)

緊急登板となった巨人の菅野智之投手。翌24日に投げる予定で、ブルペンで調整投球をしていたときに、グリフィン投手の頭部に打球が当たったというニュースが飛び込んできました。

ブルペンで投球を見ていた阿波野秀幸投手チーフコーチが、グラウンドにいるグリフィン投手の元へ。

菅野投手は10球程度ブルペンで投球した後に、自身の状態がいいことを確認。その足で阿波野コーチの元へ向かいました。

「チームに貢献すると考えたときに・・・赤星優志って言ってたんですけど、先週120球くらい投げて、中4日だったんで、それも踏まえて、僕が投げるのがベストかなと」

阿波野コーチに「もしよかったら僕は準備はできているんで、投げさせてください」と伝えると、阿波野コーチは原辰徳監督のところへ。この日の菅野投手の緊急登板が決まりました。

「それはきょうのシチュエーションに関しては、絶対誰かが行かないといけない状況。誰が行ってもスクランブル。(僕は)状態もいいですし、なんか僕の中で迷いとかそういうのはなくて・・・何でと言われたら説明できないですけど、なんとなく体が動かされたという感じです」

初回は3者凡退。2回には先頭打者をフォアボールで出し、内野ゴロの間に1点を取られます。その後はさすがの修正力を見せ、4回には村上宗隆選手からの打順を3者連続三振に。それでも7回にはオスナ選手に2ランホームランを献上しましたが、7回107球を投げ、被安打6、奪三振9、与四球1、失点3でマウンドを降りました。

「まずまずじゃないですか?もうちょっと締まったピッチングできると思ったけど・・・」とした菅野投手。「オスナは反省点。でも、しっかりチームが勝てて、なおかつ、自分の中では仕事は全うしたと思っているんで、なんとか7イニングね」と口角を上げる場面もありました。

エース菅野投手の行動を意気に感じた野手陣が7回に同点に追いつき、その後、中継ぎ陣が無失点で抑える、という展開で、試合は延長戦へ。中継ぎ陣の1点もやらないという心意気は菅野投手もベンチでひしひしと感じていたと言います。

「みんな高梨(雄平)もね、すごい気持ちのってましたし、菊地(大稀)もみんなピンチを背負いながら、(中川)皓太だけ、スッスと終わってましたけど(笑)。きょうは全員で勝てたと思います」と菅野投手は締めくくりました。