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清水がJ1復帰逃す「負けて泣くんじゃねえ」指揮官は泣き崩れる選手にゲキ 昇格目前の悲劇に「まだまだ未熟」

2023年12月2日 19:01
清水がJ1復帰逃す「負けて泣くんじゃねえ」指揮官は泣き崩れる選手にゲキ 昇格目前の悲劇に「まだまだ未熟」
清水・秋葉忠宏監督(写真:アフロスポーツ)
サッカーJ1昇格プレーオフ(PO)決勝 東京V1-1清水(2日、国立競技場)

J1復帰を逃した清水は、指揮官の秋葉忠宏監督が率直な思いを語りました。

勝利がJ1昇格への絶対条件だった清水は、後半16分にPKで貴重な先制点を獲得。しかし、試合終了間際にPKを与え、土壇場で同点に追いつかれてしまいます。そのまま試合は1-1の引き分けで、J1昇格とはならず。クラブ史上初となる、2年連続のJ2が確定しました。

秋葉監督は「我々は何も勝ち取れなかった。頑張ってるとか必死にやってるとかそんなの当たり前ですから。我々はプロで生活してますから。結局シーズン最後に何もつかむことができない、ただただそれだけです」とやや強い口調で試合を振り返ります。

11月のリーグ最終節水戸戦では、勝てば自力でJ1復帰のところを痛恨の引き分け。磐田と東京Vに抜かれ、2位から4位に転落しました。

これにより3位の東京Vとのプレーオフ決勝は、勝利が絶対条件と不利な状況へ。指揮官は「やることがはっきりしてますから。実際先制点も狙い通り取れていますので」と振り返りつつも、「ただ最後もう1点取ることができない。まだまだフットボーラーとしても勝負師としても人間として、まだまだ未熟だということです」と肩を落としました。

試合後には、「負けて泣くんじゃねえ。なにも勝ち得なかったのに下向いてる場合じゃない」と選手に声を掛けたと話します。「僕含めてまだまだいろいろなことが足りないということですから、もっと抜本的なものを変える、そこに目を向けなければならないと思っています」と今後に向けて話しました。

最後にサポーターに向けて、「どんな時も1年間我々を応援してくれて感謝しかありません。それに応えられなかった、ただただ情けない。何度こういうことを繰り返すんだという本当に申し訳ない気持ちしかありません」と謝罪しました。
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