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J1ラスト1枠は東京V 後半ATに劇的PKで同点で16年ぶりJ1決定 清水は涙 “オリジナル10”同士の昇格プレーオフ決勝 

2023年12月2日 16:17
J1ラスト1枠は東京V 後半ATに劇的PKで同点で16年ぶりJ1決定 清水は涙 “オリジナル10”同士の昇格プレーオフ決勝 
東京Vがプレーオフを制しJ1昇格
サッカーJ1昇格プレーオフ(PO)決勝 東京V1-1清水(2日、国立競技場)

J1昇格に向けた最後の切符を争うプレーオフの決勝。国立競技場を舞台に、東京Vが清水に1-1で引き分け、16年ぶりとなるJ1昇格を決めました。

すでにJ2優勝の町田、2位の磐田は自動昇格が決定。昇格プレーオフは、1992年のJリーグ発足時の参加クラブである「オリジナル10」同士の決戦となりました。

勝利か引き分けで昇格が決まる東京Vに対して、清水は勝利が必須。両者無得点の前半28分には、清水がフリーキックの流れから、ペナルティーエリア内でフリーだったFW乾貴士選手の元へ。決定的な場面でしたが、シュートは枠の右へ外れます。

その後も清水は、MF中山克広選手が右サイドから敵陣深く突破するシーンもありましたが、0-0で前半を折り返しました。

試合が動いたのは後半16分。浮き球に反応した清水の中山選手が、ペナルティーエリア内で東京VのMF森田晃樹選手が競り合い。

この流れの中で森田選手にハンドの判定があり、ビデオ判定の末に清水がPKを獲得。このチャンスをFWチアゴ サンタナ選手が確実に沈め、貴重な先制点を挙げます。

それでも後半終了間際に劇的展開。東京Vは、アディショナルタイムにMF中原輝選手がロングボールのパスを送り、染野選手が反応。右サイドを攻め上がると、清水エスパルスのDF高橋祐治選手のタックルがファウルの判定となりPKを獲得。これを染野選手が決めて、土壇場で同点に追いつきます。

試合はそのまま1-1の引き分けに終わり、東京Vは16年ぶりとなるJ1昇格が決定。一方の清水は1年でのJ1復帰とはなりませんでした。