「殿堂入りにふさわしい名選手」巨人・原辰徳監督が野球殿堂入りのラミレスに賛辞 現役時代振り返り「尊敬に値する」とも語る
野球殿堂博物館は13日、「2023年野球殿堂入り通知式」を行い、プレーヤー表彰でアレックス・ラミレスさん、エキスパート表彰でランディ・バースさん、特別表彰で作曲家の古関裕而さんが殿堂入りしたことを発表しました。
通知式では、顕彰者とゆかりのある人からのスピーチとして、巨人の原辰徳監督がビデオメッセージに登場。
2008~11年の4シーズン、『原監督』『ラミレス選手』として、ともに巨人のユニホームを着て戦ってきたラミレスさんへ向けて、「大変おめでとうございます。数字を見ても、13年間で2000本以上、打点、HRも素晴らしい成績、何よりも通算打率が3割を超えているという。まさに殿堂入りにふさわしい名選手であると改めて思いました」と、祝福の言葉を贈りました。
ヤクルトとDeNA時代には、巨人の“強敵”として立ちはだかったラミレスさん。原監督はその現役時代を振り返り「相手チームとしては嫌なバッターだなと見ていましたし、自軍では4番バッターとして燦燦(さんさん)と輝いてくれた、大活躍してくれたのが大変印象に残っています。何より、ラミちゃんは日本が大好きで、指折り数えて3番には必ず入るくらい日本の多くのファンに愛されたプレーヤーだと思います」と、“記憶にも残る”選手だったと語ります。
また、「バッターは打っても3割。6割以上が凡打。その中でも(モチベーションが)まったく変わらない。打とうと打つまいが。常にデイ・バイ・デイだ、また明日だ、というその前向きさは私も大変勉強になりました。(同じ時代に)プレーヤー同士でやっていても、尊敬に値する素晴らしいプレーヤーとして勉強になったのではないかと思います」と、ラミレスさんの巨人時代の振る舞いを称賛しました。
今後に向けても「コーチ、あるいは監督、あるいは野球に携わるという点において、日本で大いに活躍してほしいと思います」と、さらなる飛躍を願いました。