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高橋藍「最善なスパイク」華麗な”背面ショット”成功には”冷静な判断力”

2023年10月1日 10:10
高橋藍「最善なスパイク」華麗な”背面ショット”成功には”冷静な判断力”
背面ショットで得点を奪った高橋藍選手(写真:AFP=時事)
◆FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023 プールB 日本3-2フィンランド(30日、国立代々木競技場 第一体育館)

パリ五輪予選の初戦をフィンランドを3-2(25-17、25-15、25-27、19-25、15-12)とフルセットの末、勝利した日本。苦しい展開で活躍したのは、イタリアで活躍するOH(アウトサイドヒッター)高橋藍選手。この試合は、攻守両面で絶大な輝き。チーム最多の23得点(アタック19得点、ブロック2得点、サーブ2得点)を挙げ、勝利に大きく貢献しました。

中でも、会場を沸かせたのは第2セット2-2で迎えた場面。S(セッター)関田誠大選手のトスに対してネットに背を向けてのショット。2枚ついたフィンランドのブロックをあざ笑うかのようにボールはコートのライン上ギリギリへ。

SNSでは「何このプレー」「まるで漫画」「このプレー最高だったな」「オシャレプレーすぎる」など絶賛のコメントが相次ぎました。試合後、高橋選手に背面ショットのシーンを聞くと「ポイントを取る上で、最善なスパイクだったのでああいうプレーになりました。冷静に相手のブロックも見ながら、ああいうプレーが出せた」とコメント。相手の動きを読み切った上で、選択していたことを明かしました。

日本(世界ランク5位)の次なる相手は、世界ランク19位のエジプト。次戦以降に向けて高橋選手は「簡単に勝ちきれる試合はないということを各々が感じ取れたと思う。自分自身はポジティブに捉えていて、初戦で感じられたのは良かった点だと思う。あしたのエジプト戦からそれぞれの気持ちの強さや入れ方が変わってくると思う。あしたの1セット目からしっかり自分たちのバレーボールが出せるように、日本のリズムで戦えるように頑張りたい」と話しています。

【日本代表の日程と結果】
9月30日(土)○3-2 フィンランド
10月1日(日)エジプト
10月3日(火)チュニジア
10月4日(水)トルコ
10月6日(金)セルビア
10月7日(土)スロベニア
10月8日(日)アメリカ