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【男子バレー】パリ五輪予選初戦は”辛勝” フルセットでフィンランドを下す 高橋藍が23得点

2023年9月30日 22:00
【男子バレー】パリ五輪予選初戦は”辛勝” フルセットでフィンランドを下す 高橋藍が23得点
バレーボール男子日本代表(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
◆FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023 プールB 日本3-2フィンランド(30日、国立代々木競技場 第一体育館)

各プール8チームの総当たり戦で、上位2チームにパリ五輪の出場権が与えられる今大会。2008年の北京五輪以来の自力での出場権獲得を目指すバレーボール男子日本代表(世界ランク5位)は、フィンランド(世界ランク28位)との初戦に臨みました。

第1セット序盤、日本はOH(アウトサイドヒッター)高橋藍選手のバックアタック、キャプテンのOH石川祐希選手、MB(ミドルブロッカー)山内晶大選手、MB小野寺太志選手のサーブポイントでリード。中盤フィンランドに点差を詰められるも、高橋選手のブロック、石川選手コートのコーナーを突く2連続サービスエースで突き放した日本。最後はラリー戦からOP宮浦健人選手がスパイクを決めて、25-17で第1セットを奪取。このセットはサーブが好調で、サーブポイントで6本を記録しました。

第2セットも序盤から主導権を握る日本。S(セッター)関田誠大選手の巧みなトスから高橋選手、山内選手、OP西田有志選手らがスパイクを決め得点。その後も西田選手が強烈なサービスエースを奪うなど、フィンランドを圧倒。25-15で奪い、難なく第2セット目も取ることに成功します。

しかしここから日本は苦しみます。第3セットはMB高橋健太郎選手のブロック、石川選手のバックアタックで得点するも、波に乗れず中盤にリードを許す展開。14-16ではカメラのワイヤが切れておよそ12分間、試合が一時中断するハプニング。その後、日本はL(リベロ)山本智大選手のディグから高橋選手が決めるなど、連続ポイントで追い上げた日本が同点に追いつきます。しかしその後デュースとなった25-25から連続ポイントを許した日本は第3セットを落とします。

第4セット序盤は一進一退と、互いにリードを譲らない展開。しかしフィンランドの高いブロックに捕まった日本は、4連続ポイントを許し追いかける形に。悪い流れを断ち切れないまま第4セットを19-25で落とした日本。勝負はフルセットまでもつれ込みます。

第5セット、宮浦選手のスパイクと小野寺選手のサーブ、石川選手のバックアタックでリードを奪う日本。しかし中盤からフィンランドのブロックに捕まりまさかの6連続ポイントを許し10-12。それでも終盤高橋選手、山内選手、西田選手の得点で再逆転。フィンランドを3-2(25-17、25-15、25-27、19-25、15-12)とフルセットの末、勝利した日本。負ければ今大会でのパリ五輪への切符が遠のく一戦でしたが、苦しみながらも勝ち切りました。

日本は高橋選手がチーム最多の23得点(アタック19得点、ブロック2得点、サーブ2得点)、西田選手が16得点(アタック10得点、ブロック1得点、サーブ5得点)、石川選手が13得点(アタック9得点、ブロック1得点、サーブ3得点)となっています。

【日本代表の日程と結果】
9月30日(土)○3-2 フィンランド
10月1日(日)エジプト
10月3日(火)チュニジア
10月4日(水)トルコ
10月6日(金)セルビア
10月7日(土)スロベニア
10月8日(日)アメリカ
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