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「顔死んでいたから」同点PK染野唯月は主将に“ゲキ”「ハッとできた」チーム一丸のJ1昇格

2023年12月3日 8:45
「顔死んでいたから」同点PK染野唯月は主将に“ゲキ”「ハッとできた」チーム一丸のJ1昇格
抱擁を交わす森田晃樹選手(中央)と染野唯月(右)【写真:日刊スポーツ/アフロ】
サッカーJ1昇格プレーオフ(PO)決勝 東京V1-1清水(2日、国立競技場)

J1昇格プレーオフを制し、16年ぶりとなるJ1昇格を決めた東京ヴェルディ。23歳キャプテンのMF森田晃樹選手は、試合中に後輩の染野唯月選手から、ある言葉を受けたと明かしました。

東京Vは、引き分け以上でJ1昇格が決まる大一番。しかし、両者無得点で迎えた後半16分に、キャプテン森田選手のハンドでPKを献上。先制を許します。

それでも、後半アディショナルタイムに劇的展開。右サイドを抜け出した22歳FW染野選手がPKを獲得。これを染野選手自ら決めて、土壇場でドローとし、16年ぶりのJ1昇格となりました。

実は、試合中に森田選手へ声をかけていたのが、1学年下の染野選手です。

森田選手は、「PKを与えてしまったあと、球際で負けてしまって、そのときに怒られて『(森田)晃樹くんの顔死んでいたから1回言わないと』と言われて、そこでハッとできた」と、後輩に初めて怒られたことを明かし苦笑い。土壇場で得点を決めた染野選手には、熱い抱擁を交わしました。

森田選手は、ジュニア、ユースと東京V一筋。「家族みたいなチーム」と語ります。2008年にJ2降格が決定。それから15年間、東京Vを一番見てきた選手です。

そんなキャプテンの思いを知る染野選手は、「(森田)晃樹くんのハンドでPKを取られて失点しまったというところがあったので、“顔を上げて次にいくぞ”という思いで声をかけた。自分の点でキャプテンを支えられたのはよかった」と振り返りました。
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