【男子バスケ新生ホーバスJAPAN始動】自称"世界一声が小さい主将"比江島慎
◆「最初は冗談かと思った。次のW杯や五輪に向けて責任もってやっていく」
――Q「キャプテンと言われたときはどう感じたか?」
――比江島選手「本当に冗談かと思ったぐらい、僕でいいのかなという不安の方が大きかったです。バスケファンの方みんなご存知ですが、そんなにキャプテンに向いているような性格ではないので。ましてや、この日本代表というすごく大事な組織のキャプテンなので、大丈夫なのかなという不安がありました」
――Q「目指すキャプテン像について」
――比江島選手「声でもプレーでも引っ張っていくというのが理想ですけど、まあ自分らしくというか。自分がチームを引っ張っていくというよりも、全員で良い雰囲気の中でやっていくことを目指しながらやりたいなと思っています」
――Q「他の選手からどんな声をかけられたか?富樫選手とか?」
――比江島選手「アドバイスはもらっていないですけど、マイナスなイメージというか、言葉というか笑。(富樫選手の方が年下だが)上から『まあ、頑張れよ』くらいです笑。ただ、富樫勇樹選手もサポートしてくれると思うので、頼りにしながらキャプテンとしてやっていこうかと思います」
――Q「ホーバスHCからどんな言葉をかけられた?」
――比江島選手「今回新しく入ったメンバーが結構多くいるので、新しい選手に対してアドバイスや引っ張っていってほしいということは言われました。次のW杯や五輪に向けた第1歩の合宿なので、自分たちの経験を生かしながら、ベテランとして責任持ってやりたいなと思っています」
◆「宇都宮での日本代表戦、富樫・渡邊選手の存在が代表復帰の大きな要因」
――Q「パリ五輪で一区切りの話もあったが、再び代表となることを決めた理由について」
――比江島選手「宇都宮ブレックスの所属なんですけど、今回の試合が宇都宮で開催されるっていうところも大きかったですし、トムさんが改めて必要としてくれたっていうところも大きかったです。僕はいつまで日本代表かは分からないですけど、次のW杯や五輪にむけた第一歩に携われるっていうところがすごく大きかったので、参加したいという思いに変わりました」
――Q「長く一緒にプレーしてきた富樫勇樹選手や渡邊雄太選手と代表活動について話したか?」
――比江島選手「将来のことについては話していないが、彼らは僕と一緒にプレーをしたいとずっと言ってくれていて。あれだけ高いレベルでやってきた選手たちに必要とされることは、すごく嬉しい。彼らに必要とされたことも代表を続ける大きな要因の1つです」
――Q「富樫勇樹選手や渡邊雄太選手は、どんな存在?」
――比江島選手「特別な存在ですね。ずっと長い期間一緒に、なかなか結果が出ない暗黒時代から、お互い支え合ってやってきたんで笑。やっぱり特別感はやっぱりありますね。彼らには心を動かされますね。」
◆「世界との差は明らかに縮まっている」
――Q「パリ五輪で得たことは?」
――比江島選手「やっぱり、世界との差は明らかに縮まっているなという印象です。東京五輪の時は、自分たちがやりたいバスケットをほとんどできなかったです。ただ、パリ五輪は明らかに僕らの時間帯が長くあったというのもありますし、準優勝したフランスをあと一歩っていうところまで追い詰めたというのもあるので、日本がやりたいバスケットが通用したなという手応えをすごく感じました」
――Q「モンゴル戦への意気込みについて」
――比江島選手「アジア杯の出場権が懸かったウインドウになるので、W杯や五輪で出た課題もしっかりやりながら、勝っていきたいなと思います」