◇プロ野球セ・リーグ 巨人-阪神(26日、東京ドーム)

首位・阪神は得点圏に強い2人が打線を引っ張っています。

5連勝中の阪神は2回、6番・佐藤輝明選手のチームトップとなる15号ソロで先制。しかしその裏に先発の青柳晃洋投手はノーアウト満塁とし、大城卓三選手の犠牲フライで同点に追いつかれます。

それでも1-1で迎えた4回は横川凱投手に対して2アウト1、3塁とし、近本光司選手の第3打席。粘って迎えた7球目をセンター前へはじき返し、勝ち越しに成功します。

ところがまたも直後の守りで青柳投手が苦戦。2アウトからヒットを許しランナーを背負うと、丸佳浩選手に逆転2ランを浴びます。

点を取っては取られる嫌な流れが続きますが、5回に打線がすかさず奮起。2アウト満塁の場面で8番木浪聖也選手は、2番手の船迫大雅投手からセンター前へ2点タイムリー。再び逆転に成功しました。

近本選手は得点圏打率.393でリーグトップ、木浪選手は得点圏打率.318とともにチャンスで好成績をマーク。得点機を確実に生かし、粘りの投球をする青柳投手に強力な援護をしています。