【箱根駅伝】法政大学 4年生全員で引っ張るチーム作りで狙うは総合5位以内

■前回大会を超える仕上がり チームをまとめた最上級生の意識
法政大学は前回大会を7位でフィニッシュし、2年連続でシード権を獲得。さらなるレベルアップに向けて、1日の走行距離を増やしてきました。距離を積み重ねた夏を終えて、チーム状態は上向きです。
坪田智夫監督は「例年以上の練習はできました。去年も(本選)7位のチームで、過去一番できたなと思ったんですけど、それ以上に質、量ともに、また故障者も最小限にとどめて、夏の充実度はここ数年見ても一番いい出来で終われたと思います」と手応えを十分に感じています。
前回大会8区で区間賞を獲得した宗像選手はチームのキャプテンに就任。「僕自身がキャプテンという役を命じられた時に、僕一人だと少し不安、自信がないというところは自分の同学年に話した」と明かします。
宗像選手の「それぞれキャプテン、副キャプテンだけじゃなくて4年生全員でチームを引っ張っていく意識を持とう」という話に、チームメートが応えました。宗像選手も「4年生それぞれがそれぞれの役割を見つけて、僕のサポートだったり僕の見えていないところまで助けてくれるので、4年生全員でチームを引っ張るチーム作りができていると思います」と一体感を感じています。
■総合5位以内に自信 カギはエース松永伶
走りでチームを引っ張るのは、4年生のエース松永伶選手です。ラストの力強い追い上げが売りで、前回大会では1区を走り、区間3位の好成績を残しました。「ラストでまくれるのではないかと思っていて、ラスト1キロで仕掛けた。前の10人ぐらいを抜いて、1区で3位がとれたということは、自分の陸上競技人生の中でも大きかった」と振り返ります。