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【箱根駅伝】法政大学 4年生全員で引っ張るチーム作りで狙うは総合5位以内

2023年12月29日 12:32
【箱根駅伝】法政大学 4年生全員で引っ張るチーム作りで狙うは総合5位以内
法政大学のキャプテンを務める宗像直輝選手
第2回大会から箱根駅伝に出場してきた法政大学。出場回数は今回で歴代4位の84回を誇ります。伝統ある法政大学のキャプテンを務めるのは、宗像直輝選手。宗像選手は第100回大会に向けて「歴史に残るような駅伝になると思います。そこでどのような結果を残せるかは、自分が作ってきたチームの1年間。ここでしっかり結果を残すことが、僕らがやってきた意味になると思うので、歴史に名を刻むような法政の結果を出したい」と意気込みます。

■前回大会を超える仕上がり チームをまとめた最上級生の意識

法政大学は前回大会を7位でフィニッシュし、2年連続でシード権を獲得。さらなるレベルアップに向けて、1日の走行距離を増やしてきました。距離を積み重ねた夏を終えて、チーム状態は上向きです。

坪田智夫監督は「例年以上の練習はできました。去年も(本選)7位のチームで、過去一番できたなと思ったんですけど、それ以上に質、量ともに、また故障者も最小限にとどめて、夏の充実度はここ数年見ても一番いい出来で終われたと思います」と手応えを十分に感じています。

前回大会8区で区間賞を獲得した宗像選手はチームのキャプテンに就任。「僕自身がキャプテンという役を命じられた時に、僕一人だと少し不安、自信がないというところは自分の同学年に話した」と明かします。

宗像選手の「それぞれキャプテン、副キャプテンだけじゃなくて4年生全員でチームを引っ張っていく意識を持とう」という話に、チームメートが応えました。宗像選手も「4年生それぞれがそれぞれの役割を見つけて、僕のサポートだったり僕の見えていないところまで助けてくれるので、4年生全員でチームを引っ張るチーム作りができていると思います」と一体感を感じています。

■総合5位以内に自信 カギはエース松永伶

走りでチームを引っ張るのは、4年生のエース松永伶選手です。ラストの力強い追い上げが売りで、前回大会では1区を走り、区間3位の好成績を残しました。「ラストでまくれるのではないかと思っていて、ラスト1キロで仕掛けた。前の10人ぐらいを抜いて、1区で3位がとれたということは、自分の陸上競技人生の中でも大きかった」と振り返ります。

8月にはハーフマラソンの日本代表として、ワールドユニバーシティゲームズにも出場。「世界の舞台で他の国の方々と戦えたことが一番でかい。将来実業団に入ってマラソンなどを目指していく中で、こういった経験を生かしたいと感じました」と貴重な経験を糧にしている様子。今回の箱根駅伝についても「100回の箱根駅伝はずっと夢だった。前回はスタートの1区を走らせていただいたので、今回は花の2区を走りたい」とエース区間に意欲を示しています。

チームの目標は総合5位以内。坪田監督は「前回大会に関しては、9区の10~15キロくらいまで目の前に青山学院がいたり、國學院と並んで走れたりとか、非常に自信になった。我々がやってきたことが間違いではなかったと証明してくれた」と前回大会を踏まえ、「7月、8月、9月に関しては、ほぼ完璧に出来上がっています。ここから本当に細かいミスだったりとか、体調とかケガだったりとか、ピーキングのミスだったりとか、そういうことがなければ十分チャンスがあると思っています」と自信をにじませました。

"オレンジエクスプレス"の異名をとる法政大学。第100回の記念大会でも箱根路を疾走します。

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