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約7800人が様々な想いを込めて走る 「とくしまマラソン」3月23日号砲【徳島】

2025年3月21日 20:02
約7800人が様々な想いを込めて走る 「とくしまマラソン」3月23日号砲【徳島】
とくしまマラソン」の開催が、いよいよ3月23日に迫りました。

約7800人がフルマラソンにエントリーしている今大会、そこにかける想いは様々です。



今回で18回目を迎える「とくしまマラソン」は、徳島県庁前をスタートし吉野川沿いを走る42.195kmのコースで、制限時間は7時間です。

7806人がエントリーしていて、ランナーたちが大会にかける想いは様々です。

徳島県美波町出身の白鯛憲司さん(36歳)。

東南アジアのタイに、徳島や日本の魅力を紹介するインフルエンサーとして活動しています。

2024年、「阿波とくしま観光大使」に就任していて、「とくしまマラソン」の出場は今回で2回目です。

白鯛さんは、大学院生のときに交換留学で1年間、タイへ渡ると現地の人や文化が気に入り卒業後もタイで就職。

2020年に帰国した後は、姫路市を拠点に日本の文化をSNSで海外に発信しています。

フェイスブックやTikTokなどの総フォロワー数は、約100万人を数える人気インフルエンサーです。

これまで野球やソフトボールなどの経験はありますが、マラソンをはじめたのは4年ほど前という白鯛さん。

それでも、初挑戦だった2024年の「とくしまマラソン」では、2時間59分57秒の自己ベストで完走しました。

2025年の大会では、タイの民族衣装を着てフルマラソンを完走し、世界最速となる3時間以内のタイムに挑戦します。

白鯛さんは、週に5日ほど練習を積んでいて、2月、姫路で行われた大会でも3時間を切っています。

「とくしまマラソン」は、ボランティアの応援や地元食材のおもてなしが素晴らしいと話していて、2025年の大会も楽しみにしています。

また今大会は、視覚障害者を対象としたブラインドマラソン部門が新設され、障害のあるランナーと伴走者が作るペア、6組が出場します。

そのうちの1組が、上原喜美子さんと伴走を務める流芳明さんです。

上原さんは弱視で、一人で走ることはできません。

2年前、知り合いに誘われてランニングをはじめ、「とくしまマラソン」には初めて挑戦します。

伴走を務める徳島市の会社員の流芳明さんは、10年ほど前から視覚障害者のランニングを支援する団体「阿波を共に走る会」の活動に参加しています。

伴走者は、路面の状況やコースがどの方向に曲がっているかなどを声でパートナーに伝えます。

健常者が普段気にしないような小さな変化も、障害者にとっては転んでケガにつながるため責任は重大だと話します。

パートナーになって約半年、ハーフマラソンの大会では完走も果たしています。

2人でフルマラソン挑戦は初めてですが、気負いすることはありません。



なお、四国放送では、「とくしまマラソン」当日の3月23日正午から生中継で特別番組を放送します。

最終更新日:2025年3月21日 20:41
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