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県勢として21年ぶりのベスト4進出なるか 選抜高校野球「阿南光対星稜(石川)」【徳島】

2024年3月28日 19:16
県勢として21年ぶりのベスト4進出なるか 選抜高校野球「阿南光対星稜(石川)」【徳島】
センバツ高校野球、3月28日、徳島県の阿南光高校は、準々決勝第1試合で、石川県の星稜高校に0対5で敗れ、ベスト4進出はなりませんでした。

それでも、野球のまちのナインたちは、甲子園という大舞台で最後まで全力で戦い抜きました。



佐々木聖夏フィールドキャスター)
「勝てば県勢として21年ぶりのベスト4進出となる阿南光高校。アルプスはきょうも青色に染まっています。それぞれのガンバレの思いを拍手や声、音色に乗せてチームに力を送ります」

両チーム、エースを温存し臨んだこの試合。

阿南光は2年生の大坂を先発マウンドに送りますが、立ち上がりを強豪・星稜打線に攻められ、2回までに3点を失います。

(佐々木聖夏フィールドキャスター)
「2回の表、吉岡投手がマウンドに上がりました」

エース投入も、いまだノーアウト3塁1塁のピンチ。

ここは1点を追加されたものの、ダブルプレーでピンチをしのぎます。

(佐々木聖夏フィールドキャスター)
「守り切りました」

反撃は3回。

(応援)
「外野の頭をこえてゆけ」

先頭は7番の奥田。

(佐々木聖夏フィールドキャスター)
「打ちました、チームとして初のヒット」

その後、送りバントなどで3塁までランナーを進めるも、1番・福嶋はファーストゴロに倒れ、得点を奪えません。

その後も阿南光は何度もチャンスを作りますがあと1本が出ず、反撃の糸口がつかめません。

(佐々木聖夏フィールドキャスター)
「最後まで逆転を信じて、あきらめません」

結局、阿南光は優勝候補の星稜相手に力及ばず0対5で敗れ、県勢21年ぶりのベスト4進出はなりませんでした。

(阿南光高校・吉岡投手の父)
「結果的には負けたが、夢の舞台まで来たので良かった」

きっとこの場所に戻ってくる、ナインは甲子園の土を持って帰りませんでした。

「よくがんばった」

(阿南光高校 髙橋徳監督(41))
「(Q.継投の采配については)負けたことも、全て自分の責任だと思う。生徒たちはよく頑張った」

(阿南光高校 エース 吉岡暖投手(新3年))
「体の張りを考えた時(この試合)後半からという事で臨んだ。大舞台で経験できることは本当になかなかない。みんなで胸張ってプレーできたことが誇り」

(阿南光高校 井坂琉星主将(新3年))
「これからチーム全員でもう一度レベルアップして、ここに戻って来れるようがんばりたい」



県出身者ばかりのチームで、「野球のまち阿南」を全国に知らしめてくれました。

ベスト8は見事、この日はチームから体調不良者も出て、厳しい状況だったと思いますが、阿南光のみなさん、あなたたちの姿は県民みんなに勇気を与えてくれました、胸を張って帰ってきてください。
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