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6499人のランナーが春の阿波路を駆け抜ける 降りしきる雨の中「とくしまマラソン2024」開催【徳島】

2024年3月25日 18:22
6499人のランナーが春の阿波路を駆け抜ける 降りしきる雨の中「とくしまマラソン2024」開催【徳島】
3月24日、降りしきる雨の中「とくしまマラソン2024」が開催されました。

6499人のランナーが春の阿波路を駆け抜け、沿道は応援やお接待の人たちでにぎわいました。


(参加者)
「去年は30kmで関門につかまったので、今年は是非、完走したい」
「親子で走るので、親子で完走したいと思います」

(参加者)
「(Q.こちらの衣装は?)『ちいかわ』、自前で。子どもとかに楽しんでもらいたいので」

(参加者)
「雨の中、元気ですか?コロナ禍で走れなかったころを思い出したら、あのころ『雨が降ったって走りたい』という気持ちあったと思う。それを思い出したら、開催されること自体がありがたい。いくぞ!1、2、3、ダーッ!」

(号砲)

(佐々木聖夏記者)
「今、一斉に走り出しました。雨が降る中、この日を待ちわびたランナーたちが徳島の春の舞台を駆け抜けます」

(近藤善允記者)
「沿道には、雨にも関わらず大勢の人が駆け付け、声援を送ります」

(応援)
「がんばって下さい」

14回目のリアル開催となる「とくしまマラソン」。

6499人のランナーは、午前9時に徳島県庁前をスタートし、吉野川沿いの42.195kmを7時間の制限時間で、徳島市南田宮のフィニッシュ地点を目指しました。

今大会は募集定員8000人に対しエントリー数は7773人と、初めて定員を割りこみました。

降りしきる雨の中、ランナーを盛りたてようと地元のボランティアやランナーの家族らが熱い声援を送りました。

(息子の応援に来た人)
「大阪から応援に来たんです、泊まりがけで。頑張って!89歳。1か月前から私が出るつもりでおるのに」

(大江実結記者)
「こちらのご家族は、温かいお茶とイチゴを、個人で接待しています」

(個人で接待している家族)
「皆さん大変そうなので、ちょっとでも力になれたらと思ってます」

(豊成春子アナウンサー)
「徳島県の名物、『阿波ういろ』の提供を行っています。みなさん、ういろを食べながらゴールに向けて進んでいますね。ういろを食べて頑張って下さい」

給水ポイントでは、「半田そうめん」や「そば米雑炊」などのご当地グルメも振る舞われました。

参加ボランティアは68団体、応援ポイントは26か所と、いずれも過去最多となりました。

(「とくしまマラソン」初エントリー 石井隆智アナウンサー)
「疲れた体にこの半田そうめん、たまらないですね」

(野口七海アナウンサー)
「いま、西条大橋を渡り切った先頭ランナーの姿が見えました」

レースは、ケニア出身のルカ・ムセンビ選手と、デッドヒートを繰り広げた千葉県・松戸市陸協の山下友陽選手が、終盤、ルカ選手を引き離して独走。

2時間16分40秒と、過去2番目の好タイムで初優勝しました。

(小玉晋平アナウンサー)
「山下友陽が『とくしまマラソン2024』を制しました」

(男子優勝 山下友陽選手(24歳・千葉 松戸陸協)
「こういう大きなマラソン大会で初めて優勝したんですけど、とても気持ちよかったです。(Q.しかも自己ベストなんですよね?)2分ぐらい更新の大幅自己ベストで、とても嬉しいです。天気が悪かったのが本当に悔やまれると思うけど、沿道の方がとても多くて、とても楽しく走れました」

女子は大阪府の市民ランナーの岩根志帆選手が、2時間49分10秒のタイムで優勝しました。

(女子優勝 岩根志帆さん(33歳・大阪府)
「優勝できてすごく嬉しいです。走ってよかったと思える『とくしまマラソン』でした」

(湯浅雅史記者)
「車いすランナーの姿が見えてきました。雨の中、力を車輪に伝えながら、ゴールを目指しています」

また車いすロードレースでは、5人が3.5kmのコースを力走しました。

愛媛県の西岡英治選手が、10分17秒のタイムで優勝しました。

(車いすロードレース優勝 西岡栄治さん(愛媛県))
「なんとか死ぬ気でがんばりました。吉野川は長かったです、橋が」

悪天候の中、5975人が完走を果たしたこの大会。

ランナーたちはそれぞれの思いを胸に、春の阿波路を駆け抜けました。
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