【ロアッソ推しメン】豊田歩選手 入団2年目で主力に 高い技術と球際の強さに定評
豊田歩選手は東京都出身。中央大学を卒業し昨シーズン、ロアッソに入団しました。加入2年目で迎えた今シーズンの開幕戦は、ホームの試合で初めてスタメンに抜擢されました。
■豊田歩選手
「緊張しましたね。強敵と戦えるってところでうれしさ、誇らしさがあった。ホームでやれることでサポーターが助けてくれるかな って思いで臨みましたね」
豊田選手の武器は左足のキックの精度。止まったボールを蹴るプレースキックが昔から得意で、今もその長所を磨いています。
また、高校時代の狭いグラウンドでの練習やフィジカルコーチの指導もあり、球際の強さにも定評があります。
■大木武監督
「しっかりボール止められるし、蹴れる、非常に精度の高い選手だと思った。ディフェンスも強いし、ボールを持った時も安定している」
大木監督も認める高い技術を持つ豊田選手。その一方で、サポーターからはこんな一面があるという声も。
■ サポーター
「よくインスタでカフェに行っているのを見る」
■ サポーター
「彼のインスタやXをフォローしている。熊本に来て、いろんな所に行っているんだな」
豊田選手の趣味は熊本のいろんな場所を巡ること。定期的に自身のインスタグラムなどに投稿しています。しかし、気になることが…。
■サポーター
「あのインスタの写真は、なぜいつもぼけぼけなのか」
■豊田歩選手
「それがきたか!一つ大きな理由があって、だいぶ古い機種を使っていて、そもそもの画質が悪いんですよ。きれいな写真を撮れない状況。きれいにしなくてもいいやって」
そんな豊田選手ですが、今シーズンはリーグ戦全試合フル出場とチームの主力に成長。昨シーズンの苦い経験が糧になっているといいます。
■豊田歩選手
「1年目から活躍するぞって気持ちでやってはいたが、それがあまりできていないと自分でわかっていた。もっと活躍したいけどうまくいかない葛藤や苦しいことを経験した」
レギュラーをつかもうと努力を続ける姿を見てきたチームメイトは…。
■ 大崎舜選手
「あいつはずっと自分の形を持っていて、それをずっと続けていて、去年とあんまり変わっていない。続けたことが評価された。プレーで引っ張っていける選手。守備面でも攻撃面でも中心となれる選手。尊敬できる」
豊田選手はここまで、相手陣内でのパス数がチームで1位、1対1の競り合い勝利数が2位、タックル数が同率2位など、ロアッソを攻守で支える活躍を見せています。(11節終了時点)
そんな中、豊田選手が最も印象に残っているプレーは?
■豊田歩選手
「第2節の試合で石川選手にアシストした時のボールは印象に残っている。自分が内側を向いてクロスをする時に、石川選手があそこに入ってきてくれるってわかっていたので、うまく息が合った。すごく気持ち良かった」
著しい成長を見せる豊田選手に大木監督も期待を寄せています。
■大木武監督
「(ここまでの活躍に)満足しています。基本的にプレーはいい。その中で『おお~』っというプレーを見せて欲しい。ゴール前に入っていく力スパークする(活気づける)プレーをしてもらいたい」
大きな力になっているというサポーターの声援については。
■豊田歩選手
「大西遼太郎とべジョンミンのチャント、その2人はめちゃくちゃ耳に残りますね。あと田代選手も印象的。ズルいリズムですよね、あれ」
どうやら耳に残るリズム感に憧れを持っているようです。ボールを持っただけで、見ている人がワクワクするような選手になりたいという豊田選手。今シーズンの目標を書いてもらいました。
■豊田歩選手
「目標は12ポイントです。ポイントというのは、ゴールとアシストを足した数で、自分の中で12ポイントを掲げていいます。今シーズンは今、2ポイント取ったので、あと10ポイント。いけるんじゃないかな。だけどそんなに簡単じゃない数字を設定したつもり」