【ロアッソ推しメン】監督も高い技術を絶賛!大卒ルーキーのべ・ジョンミン選手
■べ・ジョンミン選手
「九州産業大学から来ましたベ・ジョンミンです。J1昇格できるように頑張ります」
今シーズン、ロアッソに加入した大卒ルーキー、べ・ジョンミン選手。フォワードとして、ここまでリーグ戦の全試合に先発出場。主力選手として、すでに存在感を示していますが、サポーターの間で話題になったプレーといえば…。
■サポーター
「胸トラップ」「胸トラップ最高」「胸トラップです。もうあれはすごいなと思って」
開幕戦で見せた華麗な“胸トラップ”。後ろからのロングボールを胸で受け、きちんと足元に落としたプレーです。技術の高さがうかがえるこのプレーでサポーターの心をつかみました。
■べ・ジョンミン選手
「自分が裏に抜けた時に江﨑巧朗選手がロングボールを蹴ってくれて、そのボールを胸トラップした。あれが自分の強み自信のあるプレー。その自信あるプレーを全部あそこで見せられた」
大木監督もプレーの技術の高さを評価しています。
■大木武監督
-「あの時だけじゃなくて、いわき戦でもあったね。簡単に弾いちゃうんじゃなくて、ちゃんと自分で収めてっていう 気持ちがある。技術もある。私の娘も推してたね」
Q娘さんの推しの理由は?
「頑張る!いい男だ!」
攻守にわたり、献身的にボールを追い続けるべ・ジョンミン選手のプレースタイル。大木監督は、かつてのロアッソのエースを彷彿とさせるといいます。
■大木武監督
「ちょっと髙橋利樹に似てる。同じじゃないけど、少し似てる部分はありますね。献身性、やっぱりゲームの中で攻撃も守備も休まずにプレーできる部分では似ている。今、危ないと思った時に彼が戻ってくるような場面ってありますよね。すごくいい」
韓国・済州島出身のべ・ジョンミン選手。韓国の中学校を卒業後、北海道・駒大苫小牧高校への進学を決めました。
■べ・ジョンミン選手
「家族の知り合いに日本の高校を紹介してくれる人がいて、その人と一緒に練習参加に行って、良かったので日本行こうと思った。最初は全く日本語を話せなかっ たんですけど、でも高校の2学年上に韓国人の先輩が2人、1学年上にも1人いたので、その人たちが日本語を教えてくれたし、仲間たちもみんな優しかった」
高校卒業後は、福岡県にある強豪・九州産業大学に進学。九州屈指のストライカーに成長しました。しかし、大学ラストイヤーは不完全燃焼に終わりました。
■べ・ジョンミン選手
「シーズン前のデンソーカップチャレンジでケガして結構休んだ。右足の第五中足骨の骨折。その時はプロのサッカー選手になれないかもしれないなという気持ちもあった」
それでもプロになることを夢見て前向きにリハビリに取り組み、去年、ロアッソ熊本の練習に参加し内定を獲得。日本語を学びながらサッカーの実力を高めた苦労人は、見事、プロへの切符をつかみ取ったのです。
そんなべ・ジョンミン選手の素顔とは?同じく大卒ルーキーの古長谷千博選手に聞きました。
■古長谷千博選手
「多分、あいつは同期には素を出せてるんですけど、まだ先輩 方には出してない部分もあると思う。これからだと思います。結構クールキャラなんですけど、自分には結構ツッコんできたりするんで」
普段から仲が良いという2人ですが、あるクレームが…。
■古長谷千博選手
「練習も毎回、自分が迎え行って結構きついです(笑)」
Q迎えに行くんですか?
「ちょっと大変です。運転免許を早く取って、車を持ってほしいです」
古長谷選手の切実な願いにべ・ジョンミン選手は。
■べ・ジョンミン選手
「今、教習所に通っています」
Qどの車に乗りたい?
■べ・ジョンミン選手
「あんまり車に興味がないので、転がればいいって感じ。本当に。(古長谷)千博が結構文句を言っているので、早く免許を取って車買わないと怒られるので、早く車を買うつもり」
サッカーの合間をぬって免許の取得に励んでいるそうです。
事前にサポーターから寄せられた質問にも答えてもらいました。
■サポーター
「好きな日本語は?」
■べ・ジョンミン選手
「好きな日本語…じゃあ跳べで!跳べ!」
■倉本彩アナウンサー
「スローガンの跳べいただきました!跳べはどんなところが好き?」
■べ・ジョンミン選手
「今年のスローガンでもあるし、パッと思いついてないんで、好きな言葉は跳べでいこうかなって思って」
呼ばれたいニックネームについては。
■べ・ジョンミン選手
「ベ・ジョンミンでもいいんですけど、大学の時はみんなにジョンって言われたので、ジョンって呼んでください」
べ・ジョンミン選手改めジョン選手。入団会見の際、報道陣から熊本で行ってみたい場所を聞かれ、こう答えていました。
■ベ・ジョンミン選手
「熊本は初めてで、友達に熊本出身の子がいて、その友達は『山鹿』ってところはとてもいいって言っていたので、行ってみたいです」
あれから2か月余り。山鹿へは行ったのでしょうか?
■倉本アナウンサー
「熊本は観光されましたか?」
■べ・ジョンミン選手
「観光っていうか、遊びには行ったことある」
Qどこに行きましたか?
■べ・ジョンミン選手
「山鹿に行ってきた。友達が山鹿の出身で、一緒に山鹿に行って、温泉とかご飯食べに行った。結構温泉が良かった」
しっかり満喫していました。さらにこんな一面も…。
■倉本アナウンサー
「アンケートで、試合前に赤色のパンツをはくって書いてたんですけど…」
■べ・ジョンミン選手
「中学の時おばあちゃんに、試合前は赤パンツをはいた方が良いと言われて、それで試しで着た日に初めてハットトリックして、そこからずっと試合の時は赤パンツを着るのがルーティン、こだわりですね」
憧れの選手は、元韓国代表のパク・チソン選手。W杯に3度出場し、マンチェスターユナイテッドなどヨーロッパでも活躍したスター選手です。
■べ・ジョンミン選手
「まず日本でプロデビューしたことも一緒なんですけど、そこから活躍して海外でもプレーしてみたい。韓国代表もなりたいので、パク・チソン選手みたいになりたいですね」
■倉本アナウンサー
「どのくらいの時期に初得点取ってくれそうですか?」
■大木武監督
「もうそろそろじゃないですか。きますね。今まで通りやってくれれば、必ず取ると思う。心配していない」
J1昇格へ。期待の新戦力の今後の活躍に注目です。
■べ・ジョンミン選手
「早めに点を決めて、目標である10点決めて、ロアッソをJ1昇格させられるように頑張りたい」