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大津か?東海大星翔か?全国高校サッカー選手権熊本県大会決勝の見どころ

2024年11月14日 20:21
大津か?東海大星翔か?全国高校サッカー選手権熊本県大会決勝の見どころ
熊本県大会決勝は11/16(土)
全国高校サッカー選手権大会熊本県大会は、いよいよ16日に決勝戦を迎えます。4年連続の全国を目指す大津、7年ぶりの全国を狙う東海大星翔。決戦の見どころをご紹介します。

11月9日に行われた全国高校サッカー選手権大会熊本県大会準決勝。第一試合、決勝進出を決めたのは4年連続の出場を狙う大津高校。サイド攻撃で相手DFを崩して点を奪うスタイルの大津、この日、ルーテル学院を相手に8対0で圧勝しました。

中でも注目は、清水エスパルスに入団が内定している3年生の10番MF嶋本悠大選手。高いボール保持力とチャンスメイクが持ち味の攻守の要です。

そして、高校年代最高峰「プレミアリーグ」で現在得点ランキング1位の9番FW山下景司選手。多彩なシュートパターンを誇る山下選手は、前半12分に相手ディフェンスのパスを奪い先制点を挙げると、後半14分には味方が獲得したPKを冷静に決め2点目。さらに続く後半19分、飛び出してきた相手キーパーとの1対1をかわし、ハットトリックを達成。チームの勝利に大きく貢献しました。

スター選手揃いの大津高校、4年連続の全国への切符をつかみ取れるか。

■山城朋大監督
「1年生の時から経験を積んでいるメンバーが主力となってくれているので、攻撃も守備も連動した中でバランスよくやれている。背が高い選手も多いので、フィジカル的な優位性が今年の強み」

■五嶋夏生キャプテン
「FWに山下景司がいたり、兼松将だったり、嶋本悠大がいるので、そこで違いを生み出してくれるのでそこが一番の武器ですし、またあと1試合勝つことでまたリベンジという選手権の舞台に行けるので、そこに向けてモチベーションもって次の決勝も頑張りたい」

■嶋本悠大選手
「チャンスメイクの部分や、個人でも点を取れるというのはこの一年しっかり磨けてきたので、(準決勝では)アシスト・ゴールできなかったですけど、決勝ではするので見ていてください」

対して、7年ぶりの全国の舞台を狙うのは東海大星翔。準決勝では、熊本国府と延長PK戦までもつれ込む死闘を繰り広げました。前半開始早々、東海大星翔をアクシデントが襲います。ゲームキャプテンの中村勇心選手が膝を負傷し、担架で運ばれる事態に。キャプテンマークはMFの10番、丸野陽選手に託されました。そんな丸野選手は、得点にこそつながりませんが、次々と攻撃のチャンスを生み出します。

さらに、守備では東海大星翔のGK、2年生の水口然斗選手。体を張って国府の猛攻を食い止めます。

延長までもつれ込むも0対0。勝敗はPKにゆだねられます。最初のキッカー、丸野選手が冷静にシュートを沈めると、キャプテンマークはGK水口選手に。熊本国府の3人目のシュートはゴールポストに弾かれ、枠の外に。流れを引き寄せます。5人目の決めた東海大星翔がPK戦を制し、決勝進出を決めました。

7年ぶりの全国へ駒を進めることはできるのか。

■西岡大輝監督
「人もボールも動くサッカーですし、質の部分を今年、その前からつないできているので、その集大成をここで一つ見せたい。僕たちはチャレンジャーですので、大津は今、プレミアリーグ一位を走っていますし、大津の山城(監督)は僕の後輩ではありますけども、リスペクトしていますので、最大限に胸を借りる気持ちで生徒にはプレーしてもらいたい」

■中村勇心キャプテン
「個人個人のレベルが高くて粘り強く戦えるチーム。(攻守の)切り替えのところと、シュートの最後の質というところはこだわってきました」

■丸野陽選手
「自分たちはここを目標にしてきたわけじゃないんですよ。決勝で勝って全国に行って、最後チームに恩返ししたい」

(宮澤圭太アナウンサー)
大津はプレミアリーグで最多得点最少失点の首位を走っています。しかし、期待された夏のインターハイは初戦敗退。それ以降、「勝ちきれるチーム」作りに取り組んできました。

対する東海大星翔は、1年生の時から試合に出ている選手が多いですが、新人戦はベスト8、県総体もベスト4止まり。全国を目指す最後の戦いで「夏からの成長を見せる」と意気込んでいます。

全国高校サッカー選手権熊本県大会大津対東海大星翔の試合の模様は、11月16日(土)の正午からKKTで生放送します。

最終更新日:2024年11月14日 20:21
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