【正念場】悲願のJ2復帰へ カターレ富山が大一番に挑む
3日後にJ2復帰をかけた昇格プレーオフ決勝に臨むカターレ富山。運命の一戦に向けて選手たちが意気込みを語りました。
この週末今シーズン最後の一戦が行われるサッカーJ3。
すでに大宮、今治がJ2昇格を決めている中、J2への最後のイスをかけ昇格プレーオフの決勝が今月7日に行われます。
レギュラーシーズンを3位で終えたカターレは今月1日の準決勝、6位のFC大阪と対戦。
1対1で引き分けましたが、規定によって上位のカターレが決勝進出を決めました。
悲願のJ2復帰まであと一つ。
運命の一戦を3日後に控え選手たちは、時折笑顔も見せながらおよそ2時間のトレーニングを精力的に行い調整を進めていました。
吉平翼選手「11年ぶりのJ2昇格というところを、サポーターのみなさんと一緒に味えたらと思っている」
J2昇格をかけたプレーオフ決勝の相手は、4位の松本山雅FC。
今シーズンはリーグ戦で2度対戦し、1勝1敗と互角ですが、8月のホームゲームでは安光選手のゴールなどでカターレが3対0で勝利しました。
そして、プレーオフ決勝の会場はホームの”県総”。
リーグ戦でわずか1敗と、ホームで無類の強さを誇るカターレにとってこれ以上ない環境といえます。
その一方で、ホームの雰囲気を脅かすのが松本山雅の大応援団です。
今シーズンの平均観客数はJ3トップの8489人。
過去の試合でも、まるでホームを乗っ取るかのように大勢のサポーターが富山へ詰めかけ、ゴール裏を緑に染めてきました。
今週末も熱狂的な山雅サポーターが押しかけることが予想されます。
小田切道治監督「(決勝の日)ここが緑じゃなくて本当に青に染まるような後押しをよろしくお願いします」
碓井聖生選手「ぜひスタジアムに足を運んでもらって、山雅に負けないように富山旋風をおこしてほしい」
今シーズンは、J3降格以降で最多となる平均4000人を超えるサポーターが足を運び、選手たちの背中を押しました。
まもなく迎える大一番でも、スタンドから彼らを支える”12人目の選手”。
カターレサポーターの声援こそがJ2復帰への大きな力になるはずです。
松岡大智選手「ファン・サポーターの方々もJ2昇格をずっと待ってきたと思うので、それが本当にあとひとつのところまで来ているので、僕たちはその期待に応えるためにピッチの上で表現して絶対にJ2昇格したい」
J2復帰へ、全てが決まる90分。
昇格プレーオフ決勝は今月7日、午後2時から県総合運動公園陸上競技場で行われます。