20日、ロッテの2次キャンプ地、糸満市で練習試合に臨んだ楽天。春季キャンプMVPに選ばれた平良竜哉選手が結果を残した。

楽天の先発は、1軍生き残りへ結果を残したいプロ3年目の松井友飛投手。しかし立ち上がり2点を失い、なおも得点圏にランナーを背負うと…5番、安田選手にタイムリーヒットを許し、初回で3失点。苦しいピッチングとなる。それでも、2回以降はランナーを背負うものの味方の守備にも助けられ、ロッテ打線を封じた。この試合4回を投げ、被安打5、3失点でマウンドを降りた。

一方、打線は3点を追う4回。ランナーを置いて、4番指名打者でスタメン出場の島内宏明選手！この試合2本目のヒットを放ちチャンスを広げると…1点を返し、打席には今江監督からキャンプMVPに選ばれた2年目・平良竜哉選手。ここでレフト線へ落ちるタイムリーを放ち、20日もバットでアピールに成功した。

〈平良竜哉選手〉
「形にこだわらずどうにかしてランナー返したいと思って打席にはいりました。1試合1試合が僕にとっても他の選手にとってもアピールする場なので、打席での1球1球、練習の中からしっかりやっていきたい」

その後、松井投手のあとを受けて5回からマウンドに上がったのはこちらも1軍定着を狙う4年目の藤井聖投手。5番・安田選手、6番・中村選手と連続三振を奪うなど、4回3安打無失点。安定した投球を披露した。

しかし、試合は4回以降得点を奪えず、2対3で敗戦。対外試合初勝利はまたも、お預けとなった。