全国高校サッカー選手権 宮城県大会決勝「37大会ぶりの優勝へ 東北学院」
去年と同じ仙台育英と東北学院の顔合わせとなった3日日曜の決勝戦。去年決勝で敗れた東北学院は、悔しさをバネにパワーアップしたサッカーで悲願の選手権出場を目指す。
第66回大会以来、37大会ぶり5回目の選手権出場を目指す東北学院高校。チーム全員が連動した前線からの激しい守備と、高い足元の技術を駆使したパスワークが伝統のスタイルだ。
キャプテンを務めるのは3年生の阿部幹大選手。去年出場した選手権は忘れることのできない記憶となっている。
阿部選手
「いま考えると思い出したくないというかめちゃくちゃビビッてたと思う」
去年の県大会決勝。東北学院は仙台育英の堅守を前に得意のパスサッカーが通用せず、序盤に失った1点を最後まで取り返す事が出来ませんでした。
阿部選手
「今度は本気で勝ちにいきたいというかそういう思いをしたくないと思ってこの1年間やってきた今年こそは勝ちます」
その悔しさをバネに今年チームが重点的に取り組んだものがある。それは、フィジカルトレーニング。
全国レベルのチームにも負けない体の強さを生み出すために、毎日、練習前に体幹トレーニングを取り入れ、練習後には選手たちが自主的に筋力トレーニングも行ってきた。高い技術を活かした伝統のパスワークに、今年は強さも加わった東北学院。
先週行われた仙台大明成との準決勝では10番・佐藤成真選手がフィジカルを活かした突破からゴールを奪い、3大会連続の決勝戦進出を決めた。
今年こそ仙台育英を倒し、全国の切符を掴む事ができるのか、東北学院の戦いに注目だ。
阿部キャプテン
「今年こそは変わったというところをみせつけて全国で戦えるチームを目標にやってきたので、それが皆さんに伝わればなと思います。」
注目の決勝戦はあさって、ユアテックスタジアム仙台で午後1時5分キックオフ。ミヤギテレビでは決勝の模様を実況生中継。