「県中総体駅伝大会」男子は対馬「鶏知」が悲願の初優勝 女子は初出場チームが初優勝!《長崎》
諌早市で県中総体の駅伝大会が開かれ、地域の代表ランナーが熱い走りでたすきをつなぎました。
女子はフィニッシュ直前、劇的な展開となりました。
県大会には、16の郡市町の代表の男女それぞれ32チームが出場しました。
女子は5区間12kmで争います。
1区で飛び出したのは、3000m9分40秒台の記録を持つ大村「桜が原」の山根選手。
2位の松浦「志佐」に30秒あまりの差をつけます。
しかし2区に入ると、対馬の「鶏知(けち)」がトップに躍り出ます。
(声援)
「そのままいけ、そのままいけ」
4区では、3年生の藤選手が区間賞の走りを見せ、1年生のアンカー中原選手にたすきをつなぎます。
その後「鶏知」がトップをキープしたまま、競技場に戻ってきますが、ここで…
西彼杵の「西彼陸友会」の横山選手が、フィニッシュ直前で逆転。
「西彼陸友会」は、初出場で初優勝です。
(西彼陸友会 横山 希歩選手)
「うれしい。このたすきにみんなの思いがこもっているので、その思いに応えられるよう走った」
(西彼陸友会 松尾 さくらキャプテン)
「みんなのおかげで優勝できてすごくうれしい。まず感謝して、全力でみんなで頑張りたい」
続く男子は、今年度から6区間がすべて3kmとなり、合わせて18kmで競います。
1区は大混戦となる中、去年準優勝し、今年2月の県新人合同記録会で優勝した対馬の「鶏知」が先頭で2区につなぎます。
その後は、主力選手2人の活躍などでレースの主導権を握り、1度もトップを譲ることなくフィニッシュ。
2年連続で準優勝だった鶏知。2位の東彼杵に1分近くの差をつけ悲願の初優勝です。
(鶏知 酒井 良 キャプテン)
「今まで悔しい思いをしてきたので本当にうれしい。よかった。全国では頑張って8位以内を目指し、チーム一丸となってこれからも走りたい」
男女の優勝チームは来月15日に滋賀県で開催される全国大会に出場します。