「目標を持つことによって毎日を頑張れる」 パラ陸上競技のレジェンド選手が中学生に経験を基に自身の思いを伝える 島根県松江市
島根県松江市の鹿島中学校にパラ陸上競技のレジェンド選手が登場し、夢をあきらめないことの大切さを語りました。
子どもたちに大きな拍手で迎えられたのは、パラリンピック(夏季大会)に日本人最多・7大会の出場経験のある永尾嘉章さんです。この取り組みは、パラスポーツへの興味や障がいがある人への理解を深めようと開催。
永尾さんは、全校生徒約120人に陸上競技用車いすについて説明。トップスピードでこぐと生徒たちから大きな歓声が上がりました。さらに、生徒たちは競技用車いすに乗ってリレーで対決。実際に車いすに乗って、うまく動かす難しさを体感しました。
永尾嘉章さん
「メダルを取りたい気持ちを持つこと、結局目標ですよね。目標を持つことによって毎日を頑張れるエネルギーが生まれてくる」
永尾さんは、パラリンピックを目指す中で大きなけがを経験。それでも自分の目標に向かってあきらめないことの大切さを生徒たちに伝えました。
生徒
「(永尾さんは)背中の筋肉が切れたりしちゃったけど、それでも諦めずに出場して次の大会でメダルを獲得できてたから、自分もやりたいことがあったら諦めずに最後までやり通したいと思いました」
「後ろで支えたりとか、声かけて大丈夫ですかと言ってあげたりしたいです」
永尾嘉章さん
「障害がある方と隔たりがあるという感じがあるのは、結局何も知らないからそういう感情になると思います。ぜひパラリンピックとかパラスポーツというのに興味をもって見ていただきたい」
7月5日の特別授業で生徒たちは目標を持ち、努力する大切さを改めて感じているようでした。