全国高校サッカー選手権を控えた青森山田です。
高校年代最高峰の戦い高円宮杯プレミアリーグ最終戦は、元日本代表が率いる強豪校との激しい打ち合いとなりました。

★青森放送板橋 優磨アナウンサー
「前回王者・青森山田そして夏の全国優勝校・昌平。今日は最高峰のリーグの最終戦、ご覧くださいたくさんの観客こちらがホームそしてアウェイ青森からも駆けつけました！ビッグマッチがまもなくはじまります」

元日本代表のフォワード玉田圭司監督が率いて、わずか半年で夏の高校総体優勝を果たした強豪・昌平。
埼玉に乗り込んだ青森山田は白のユニフォームで最終戦に臨みます。
先制したのは青森山田。

★板橋アナウンサー
「先制青森山田アウェイの地・埼玉で夏の王者から先制点をもぎ取りました」

オウンゴールを誘発します。
しかし相手はテクニック集団・昌平。
ボールを支配し、すぐさま同点に追いつくと…。
前半のうちに逆転。リードされる苦しい展開です。
前年度王者の意地、このままでは終われません。
選手交代で中盤の人数を増やすと…。
流れるようなパスワークから最後は16番・西尾。さらに後半アディショナルタイム。
最後は途中出場の21番・浅野が押し込み、逆転勝利でシーズンを締めくくりました。

★全得点に絡んだ川口 遼己 選手
「（ハーフタイムに）自分はボール持てるからどんどん出してくれって話をしていて、いっぱいボールを触れましたし、そこでリズムが出てきたのでそのいいリズムが得点シーンに生きたかなって思います」

★青森山田高校サッカー部　正木昌宣監督
「また残り3週間みんなでチーム力高めて（選手権）初戦の高川学園に向けて勝てる準備をしていきたいと思います」

最終順位は8位とプレミアリーグ連覇を逃したものの、3週間後に開幕する選手権に向けて価値ある逆転劇でした。


一方、元青森山田高校監督の黒田剛監督率いるFC町田ゼルビアは大一番。
相手は教え子・柴崎岳選手がキャプテンの鹿島アントラーズです。
勝利すればJ1初優勝の可能性が残る一戦でしたが、鹿島にしたたかに試合を運ばれ1対3で敗れました。

★FC町田ゼルビア就任2年目　黒田剛監督
「心技体すべてにおいてもうひとまわり成長しないと」
「もっと強い町田として来年もう一回チャレンジしていきたい」

優勝には届きませんでしたが、初昇格チームとして過去最高の3位とゼルビア旋風を巻き起こした黒田監督。
来シーズンも続投です。