【全国高校サッカー選手権】県大会決勝 「赤い壁」を築く新潟明訓か 「青き炎」開志学園JSCか 県の頂点に立つのは? 《新潟》
9大会ぶり7回目の全国大会出場を目指す新潟明訓。
準決勝では夏のインターハイ・全国ベスト4の強豪帝京長岡と対戦。そこで見せたのは相手攻撃陣に何人も立ちはだかりシュートも許さないこのディフェンス!執念の守りはまさに「越後の赤い壁」です。
チームの日々の練習は筋力トレーニングから始まります。
こうして鍛えられた体が堅い守りを支えています。
攻撃の起点となるのは、背番号10番・キャプテンでエースストライカーの斎藤瑛太選手。堅守からの速攻……その要となる存在です。
【新潟明訓キャプテン・斎藤瑛太選手】
「攻められているときの粘り強さ・堅守は全国を見ても戦えるなというのと、カウンターは突き刺すものがあると思います」
ことしは「鉄壁の守り」を築き頂点に挑みます。
【新潟明訓 坂本和也監督】
「三度目の正直。無失点で優勝したいと思っています」
一方、10大会ぶり2回目の頂点を目指す開志学園JSC。
チームの持ち味は精度の高いクロスに……エース・阿部日夏太選手の決定力!
準々決勝、準決勝と2試合連続ハットトリックの阿部選手を中心にチームは今大会4試合で32得点!
まさに一度火がついたら止まらない爆発的な攻撃力を誇ります。
【開志学園JSC 阿部日夏太選手】
「新潟県制覇、そして自分のゴールでチームを笑顔にしたいなと思います」
開志学園JSCは日本で唯一のサッカー専門学校。
プロ選手やトレーナーなどサッカーに携わる仕事を志す生徒が全国から集まり朝から晩までサッカー漬けの日々を送っています。
生徒はほぼ全員が寮生活。同じ屋根の下に暮らすチームメイトは家族のような存在。
ときには、こんなことも……
ヘアカットが得意だという3年生の山下選手。試合に向けてエース・阿部選手の髪を整えていました。
去年の選手権では決勝で敗れ悔し涙を流しました。
寮に貼られた「公式記録」は決勝で敗れた夏の県総体のもの。あの悔しさを忘れないよう部屋だけでなく洗濯室やトイレなど至る所に貼りました。
胸に刻まれた悔しさを熱量に代えて……
迎える決勝の舞台ではどんな壁をも打ち破り全国への切符をつかみとる覚悟です。
【開志学園JSC 宮本文博監督】
「集大成なので 特に3年生は悔いのないように思い切って自分の一番いいプレーをどんどん出してもらいたいと思う」
新潟県の頂点に立つのは新潟明訓か開志学園JSCか。
注目の決勝戦は10日、デンカビッグスワンスタジアムで行われます。
全国高校サッカー選手権新潟県大会決勝の模様は10日午後0時10分からTeNYで実況生中継でお伝えします。解説は増嶋竜也さん、実況は岡田康アナウンサーです。
(2024年11月8日放送「夕方ワイド新潟一番」より抜粋)