ふじざくら山梨 今季開幕戦へ 攻撃新戦術でなでしこ1部昇格目指す
サッカー女子のなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は17日、ホームの富士吉田市・富士山の銘水スタジアムで今季開幕戦を迎えます。過去最多25人体制となり、戦力は充実。新たな攻撃的スタイルで1部昇格を目指します。
初のなでしこリーグに臨んだ昨季は10チーム中7位。18試合の総得点は16に留まり、ワースト3位。攻撃に課題を残しました。
今季はFW5人を獲得。渡辺海監督は、4バックを基本としながらも攻撃時に3バックへと可変する新システムの構築に着手しました。前線に人数をかけてゴールを奪う攻撃的なサッカーを目指します。
渡辺監督
「勝ち点で40ポイント取らないと、自分たちには優勝や昇格が見えてこない。各試合で2得点。そういったゲーム展開が作れないといけないと思っている」
チーム創設6年目の今季は、4人の県出身選手が加入しました。
大和シルフィードから加入した、甲府市出身のベテランFW山本菜桜美選手(32)はWEリーグも経験してきたストライカー。中学生以来となる地元のチームでゴール量産を誓います。
山本選手
「地元でプレーできると思っていなかったので、ここに来てプレーできることに本当にわくわくしている。得点を背番号以上(9)取ることと、1部昇格を目指して全員で頑張りたい」
菅百花主将
「勇気や笑顔、感動を与えたいとずっと言っているが、今年は優勝と、なでしこ1部に上がることを全員で話して決めたので、そこに向かってやっていきたい」
昨季3位の強敵・岡山湯郷Belleとの開幕戦は、17日午後1時にキックオフされます。