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なでしこ1部昇格へ決意 ふじざくら山梨が新体制発表会 「たくさんの感動を届けるシーズンに」

2024年2月27日 19:54
なでしこ1部昇格へ決意 ふじざくら山梨が新体制発表会 「たくさんの感動を届けるシーズンに」

サッカー女子・なでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は27日、富士吉田市で新体制発表会を開き、1部昇格に向けて決意を語りました。

ふじざくらはなでしこリーグに参入した昨季、2部7位でリーグに残留。なでしこ2年目の今季は、県出身4選手を含む11人の新戦力を獲得。新たにFW5人を加え、昨季16点に留まった得点力の向上を図り、1部昇格を目指します。

渡辺海監督

「得点力不足(の解消)や引き分けで終わってしまう試合の数を限りなく少なくすることで、優勝や昇格を目指すチームになっていける。リーグ戦の中でたくさんの感動を届けていけるようなシーズンにしていきたい。引き続き応援よろしくお願いします」

ふじざくらは3月17日、富士吉田市の「富士山の銘水スタジアム」をホームに、昨季3位の岡山湯郷Belleとの開幕戦に臨みます。今季は、なでしこ参入以来初めて「JIT リサイクルインク スタジアム」(甲府市)や韮崎中央公園陸上競技場(韮崎市)でもホームゲームが開催されます。

発表会の後、新加入選手が取材に応じ、アピールポイントや意気込みを語りました。

MF保坂のどか選手(富士川町出身)

「攻守でたくさんボールに関わって、チームにリズムを作り出すことが持ち味。サッカーを始めたときから、いつか地元の山梨でサッカーをしたいと思っていた。今回縁をいただいてとてもうれしい。地元に女子サッカーチームが欲しいと思っていたので、ふじざくらができたときはすごく興味を持った。サッカー人生の最後をここで全うしたい。チームメートの中でも一番思いは強いと思っている。あまり多くを語ったり、自分で発信したりするタイプではないので、プレーや行動で示し、背中で見せていきたい」

FW山本菜桜美選手(甲府市出身)

「ボールを収めるところと、空中戦であれば胸トラップやヘディングなどに注目してもらえたらと思う。地元でプレーできると思っていなかったので、本当にワクワクしている。結果で応える、FWとして点を決めところと、勝利してみんなに喜んでもらうところで頑張りたい。(得点の目標は)背番号(9)を超えたい」

FW内田朱夏選手(甲斐市出身、山梨学院大)

「(長所は)攻守にわたるハードワーク(が持ち味)。とにかく山梨県が大好きなので、また山梨でプレーすることができてすごくうれしい。(J2)ヴァンフォーレ甲府が天皇杯で優勝したときのような盛り上がりを見せたい。(ふじざくらの印象は)対戦させていただいたときに、とにかく自分たちの攻撃を阻止され、何度もゴールに迫っても弾かれる粘り強さ。オフではみんながとても仲良くて雰囲気が良いチームで、私もここでプレーしたいと感じていた。アシストと得点を合わせ、10個のプレーに関与できるように頑張る」


DF五味小暖選手(甲府市出身、日本航空高)

「日本航空では主にボランチをやっていたが、相手が予測できないようなパスやヘディングを武器にしていた。一番自信があるのは直接フリーキックなので、そこを見てほしい。地元のチームに入団できたことはすごくうれしいが、今の山梨の女子サッカーはまだまだ盛り上がっていないと自分は感じている。自分がこのチームで活躍して、今、山梨で女子サッカーをしてる子たちから目標とされる選手になりたい」

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