「“好き”や“楽しい”大切に」パリ金・文田選手が児童に特別授業「挫折をプラスに」山梨
パリ五輪・レスリングで金メダルを獲得した韮崎市出身の文田健一郎選手が4日、甲府市の小学校で特別授業を行い、「夢をかなえるためには“好き”や“楽しい”という気持ちを大切にしてほしい」と呼びかけました。
特別授業は甲府市の湯田小学校で行われ、文田選手が全校児童を前に講演しました。この中で文田選手は金メダルを逃した東京五輪を振り返り、「くやしいという気持ちがパリの金メダルにつながった」と話しました。
文田健一郎選手
「東京五輪での金メダル獲得を目標にしていたが負けてしまった。すごくくやしくてやめようとした時期もあった。けれど2番では満足できないという思いが金メダルにつながった」
また、挫折した時に常に救ってくれたのは、レスリングが「好き」という気持ちだったと振り返りました。
文田健一郎選手
「自分が楽しいと思ってやっていることをすごく大事にしてほしい。苦しいことや悲しいこと経験すると思うが、好きという気持ちが強ければその挫折をプラスに変えていける」
講演後、子どもたちは文田選手と一緒にレスリングに挑戦。先生もディフェンスに挑戦し、文田選手が次々に先生たちをひっくり返すと会場は大いに盛り上がっていました。