本番に向け準備進む大曲の花火
全国花火競技大会=大曲の花火の開催も間近です。楽しみにしている方も多いと思います。台風の影響も心配されましたが今のところ予定通り開催される方向です。会場では観光客を出迎える準備が進んでいました。
関向アナウンサー
「小雨の中ですが手作業で丁寧に拭き上げています。この椅子と机がずらーっと並ぶ風景。いよいよだなーと感じますね」
開催が迫った全国花火競技大会=大曲の花火。約10万人分の観覧席はすべて完売していて会場の雄物川河川敷は、朝から設営作業が行われていました。
96回目の今年は全国から28の花火業者が集まり、約1万8000発の大輪が夏の終わりの夜空を彩ります。
一番の見どころ大会提供花火のテーマは「THE GREATEST SHOW」。今年は大曲が発祥と言われる、「創造花火」の原点に立ち返ります。花火と音楽の融合に加えストーリーを明確にした演出で、幅900mにわたり約2000発が5分間で打ち上げられます。
会場周辺には泊まりこみで開催を待ちわびる人の姿がありました。台風の進路と天気が気になります。
菅原智明さん
「雨雲レーダー…台風…あっ だいぶ下の方にさがってる感じですね、四国の方に。下の方で温帯的圧に変わる感じですね。じゃあ花火開催できそうですね。大丈夫だと思いますね、よかったです」
地元の商店街でも、観光客を出迎える準備が進んでいます。
月岡洋品店 築地富代さん
「ここにおいてます」
こちらの洋品店では、大曲の花火の日に「麦わら帽子」がよく売れるということです。
築地富代さん
「晴れたらいいですね。晴れてくれたらいいねえ。みんなそれを楽しみにくるのにね」
日本気象協会によりますと31日の大仙市は局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みですが雨のピークは日中で、夕方以降は徐々に雨脚が弱まりそうだということです。
30年以上にわたり会場設営に関わる、青木真人さんです。
大曲の花火観覧会場部長 青木真人さん
「正直ずっとみなさん手弁当で協力しながらやっているのでね。その汗と血の塊ですかね。それをバーンとみんなに楽しんでほしいですね」
先月、初出場したモントリオール国際花火競技大会で見事、銅賞を獲得し、花火の町として知名度が上がる中開かれる今年の大曲の花火。夏の花火としては初めて約1500機のドローンを使ったショーも行われます。
大曲の花火・昼花火は午後5時10分から、夜花火は午後6時50分から始まる予定です。