AI搭載 世界初のオフセット印刷機を開発 大仙市宮腰精機
お酒のラベルにガムのパッケージ更に、さらに宝くじもありますね。
これらの印刷に使われているのが版画のようにインクを紙に塗るオフセット印刷という技術です。
インクを吹きかけるインクジェット印刷などに比べ、より色鮮やかに、
そして大量に印刷することができるとされています。
その一方で、印刷機の操作には熟練の技術が求められることが課題になっていました。
こうした課題を解決しようと、大仙市の印刷機メーカーが人工知能 AIを搭載した
オフセット印刷機を開発しました。
世界初の印刷機だということです。
AIを搭載したオフセット印刷機を開発したのは、大仙市の宮腰精機です。
オフセット印刷は機械に供給するインクと水の管理に長年の知識と経験が求められます。
宮腰精機が開発したオフセット印刷機は搭載されたカメラやセンサーなどの情報を元に、
AIが、最適なインクと水の供給量をオペレーターに知らせれてくれるということです。
これにより、試し刷りや印刷不良で廃棄されていた損紙の量を30%から50%減らすことができ、
二酸化炭素の削減にも貢献できるということです。
藤原鈴司工場長
「ベテランのオペレーターがどんどん少なくなっているということが1つと、
技能伝承もなかなかできない。」
「若い人が作業したときに、できる限りベテランのオペレーターと同じように損紙を出したくない。」
宮腰精機は今月、最初のオフセット印刷機を
スペインのワインラベル製造会社に納入することにしています。