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経歴も年代も様々 農林水産業の研修生が合同で修了式 「学びへの感謝と未来への希望」を胸に基幹産業を支える存在へ

2025年3月13日 18:05
経歴も年代も様々 農林水産業の研修生が合同で修了式 「学びへの感謝と未来への希望」を胸に基幹産業を支える存在へ

県が育成を進めてきた農林水産業の研修生の修了式が、初めて合同で行われました。

修了生たちは、県やそれぞれの協同組合などのサポートを受けながら、秋田の基幹産業を支えていきます。

県は、農業と林業、それに、漁業の担い手を育成する取り組みを行っています。

13日は、農業を学ぶ「秋田アグリフロンティア育成研修」、「秋田林業大学校」、「あきた漁業スクール」が、初めて合同で修了式を行いました。

高校や大学を卒業したあとに研修生になった人もいれば、社会人の経験がある人もいて、経歴も年代も様々です。

それぞれが2年間研修を受けてきました。

農業の研修生は、農家に指導を受けながら、農業経営や農作物の知識などを、林業は、森林管理に必要な伐採や測量の専門技術などを、漁業は、定置網漁や刺し網漁といった手法のほか、船の操作技術も学びました。

農業の代表 堀隼矢さん
「私たちは、4月から、ここ秋田の地で農業経営者になります。9人がなりたい自分になるために、それぞれが志す農業の道へ進みます」

林業の代表 江崎碧さん
「実習に取り組み身につけた技術を、互いに競い合う中で、自然と仲が深まり、いまでは苦楽を共にしたかけがえのない大切な仲間となりました」

漁業の代表 齊藤凌さん
「いま私たちの胸にあるのは、これまでの学びへの感謝と、漁師としての未来への希望です。研修で得た知識と技術を糧に、秋田の漁業を支える一員として、地域の発展に貢献できるように、日々、精進します」

修了生30人のうち大半は、14日から、農家や漁師として働くほか、関係する企業や団体の一員として、県内の農林水産業に携わります。

林業 土田公成さん
「以前、保育士の仕事をしていた時に、子どもたちと関わる仕事だったんですけど、私も山の方が好きなんですけれども、子どもたちが将来、山を見て美しい山だなって思えるように、秋田がいいところだなって思えるような、仕事をしていきたいなって思っております」

漁業 佐藤亘さん
「若い世代があんまりいないので、よりお魚をいっぱい獲って、いろんなところに、秋田県以外にも届けたいなと思ってます」

修了生たちは、県や市町村、それにそれぞれの協同組合などのサポートも受けながら、県内の基幹産業を支えていきます。

最終更新日:2025年3月13日 18:35
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