秋田県内 高校生の就職内定率は81.3% “売り手市場”は今後も続く見通し
来年3月に卒業する高校生のうち、県内での就職を希望する生徒の就職内定率は、10月末時点で81.3%でした。
求人数に対する内定者数の割合を示した「充足率」は、県全体で2割にとどまっていて、いわゆる“売り手市場”は、今後も続く見通しです。
秋田労働局の10月末時点のまとめによりますと、来年3月に県内の高校を卒業する生徒のうち、1592人が就職を希望しています。
このうちの7割あまりにあたる1222人が、県内での就職を希望していて、内定した人は994人です。
県内就職内定率は、81.3%で、この時期としては3年連続で8割を上回っています。
一方で、県内の求人数に対してどれだけの内定数があったかをあらわす「充足率」は、県全体で20.5%でした。
業種別では、製造業が31.1%と最も高く、最も低かった建設業は10.7%です。
秋田労働局は、「県内企業の人手不足は今後も続く見通しで、“売り手市場”の状態は来年度以降も変わらない」と分析しています。