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退任する佐竹知事に県の財政状況の受け止めなどを質す 具体的なエピソードをあげ姿勢を称える議員も…秋田県議会一般質問

2025年2月10日 18:03
退任する佐竹知事に県の財政状況の受け止めなどを質す 具体的なエピソードをあげ姿勢を称える議員も…秋田県議会一般質問

県議会は先週に引き続き一般質問が行われました。4月の任期満了をもって退任する予定の佐竹知事。県の財政状況について、厳しいながらも「災害などによる緊急の財政需要に備えながら新たな政策を打ち出すことができる状態で次の知事に引き継げる」と述べました。

佐竹知事にとっては最後となる定例の県議会に県は一般会計の総額で約5773億円の新年度当初予算案を提出しています。

自民 杉本俊比古 議員
「新県立体育館の整備費の大幅な増加などもありました。骨格(予算)ではありますが、新年度予算の編成を終え、次の知事に引き継ぐにあたり、財政状況をどのように受け止めておられるのかお伺いします。」

佐竹知事
「物価や金利の上昇等による歳出増が見込まれるものの、厳しい財政状況が続く見通しではありますが、災害等による緊急の財政需要に備えながら、新たな政策を打ち出すことができる状態で次の知事に引き継げるものと考えております。」

続いて質問に立ったのが、佐竹知事と同じ1947年生まれ、立憲民主党の石田寛県議です。

佐竹知事が県職員だった時代から30年以上の付き合いがあるといいます。過去のエピソードを挙げながら多くの人の話に耳を傾け、迅速に行動に移そうとする姿勢を称えました。

立憲 石田寛 議員
「私の妻がガンで闘病生活時に、抗がん剤の副作用で頭髪を失いウイッグを手にしたときに、高額で困った顔をしていたのを思い出し、議会でウィッグ購入に助成制度をと発言したところ、『俺の周りにも必要とする女性がいる』と言われて、さっそく助成制度を始めてくれたのであります。」「平成29年度に助成事業が開始されて以来、年平均で380人を超える方々に利用され喜ばれているのであります」

4期16年の県政運営に対する質問が多く出されている今回の県議会。

12日は秋田市の八橋地区に建設される新たなスタジアムなどについて質疑が交わされる予定です。

最終更新日:2025年2月10日 20:11
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