クマの目撃や被害が相次ぐ秋田県 目撃情報をいち早く知ることができる「クマダス」運用開始
県は、来月からクマの目撃情報を地図に反映し、メールで配信する新たなシステムの運用を始めます。
通称「クマダス」で、情報発信の迅速化と一元化を図ります。
県は、21日に開かれた県議会・福祉環境委員会で、来月1日に運用が始まるツキノワグマ等情報マップシステム、通称「クマダス」について説明しました。
「クマダス」では、クマなどの野生動物が目撃された場所や人への被害情報などを地図で示し、登録者にメールで配信します。
警察と情報を共有している市町村の担当者も操作することができるため、情報発信の迅速化と一元化が図れるということです。
また、県は、ハンターの担い手確保につなげようと、猟銃を購入する際の補助を拡充する補正予算案を議会に提出しています。
加藤鉱一 議員
「ただ銃を増やしました、我々は可決しました、はいそれで終わりでは根本的に解決できない問題であると私は危惧しています」
佐藤正一郎議員
「消防とか警察とかの専門職の方々にこういう技術を身に付けてもらって現場に行けるような…これは 法律的に無理なんですか?」
伊藤真人 生活環境部長
「消防や警察はそれぞれのいま果たしている役割がありますので、そういう方々に駆除も合わせてお願いするということは現実的にはなかなか難しいのかなと」
県の伊藤真人生活環境部長は、「狩猟の魅力や必要性を県民に伝えながら、自治体の活動に協力してくれる人が一人でも増えるように取り組んでいく」と述べました。