記録的大雨から7か月 被災者支援いまも地道に
県内の広い範囲に被害が出た去年7月の記録的な大雨の降り始めから7か月です。復旧や生活の再建が進んでいる地域や世帯もありますが、いまもなお支援を必要とする人たちもいます。秋田市社会福祉協議会は被害に遭った人たちの声を拾いながらサポートを続けています。
秋田市の社会福祉協議会は先月「地域支え合いセンター」を設け、本格的に稼働させました。いまは9人の相談員が活動しています。
14日、梅田一代さんと戸堀竜登さんの班に同行しました。古くからの住宅が並ぶ秋田市の南通地区は全域が被害を受け、1メートル近い高さまで浸水した住宅も多くあります。支え合いセンターは大雨から7か月となるいまも、被害に遭った住宅を回って健康状態や生活状況を確認し、困っていることの聞き取りなどをしています。
しかし、住まいを離れた人も多くなかなか会うことができません。14日は初めて訪れる住宅も多かったため、不在でもチラシを配りながら訪問を続けました。支え合いセンターは何度も訪問することで存在を知ってもらい、生活再建や心の負担を軽くするための手伝いを続けていくことにしています。