石川ゆかりのラーメンで支援 売り上げは全額被災地に
能登半島地震の被災地を支援しようと秋田市のラーメン店で、22日限定のメニューを提供するチャリティーイベントが開かれ、多くの人が足を運びました。売り上げは全額、被災地に寄付されます。
去年7月の記録的な大雨で浸水被害を受けた秋田市中通のラーメン店「稲庭中華そば秋田本店」。店主犬塚智さんがチャリテーイベントの開催を決めました。チャリティーイベントでは秋田市、横手市、にかほ市にある人気ラーメン店の店主が集い、金沢市の人気店「麺屋大河」の看板メニューの味噌ラーメンを再現しました。
午前8時のスタートにあわせて店には多くの人が足を運びました。「麺屋大河」から取り寄せた味噌だれを使った石川県復興応援味噌ラーメン。被災地への思いを胸に渾身の一杯に仕上げました。価格は一杯1000円。22日は石川県復興応援味噌ラーメンのみが提供され、用意したおよそ200食は完売しました。
開店前には客が来てくれるかどうか不安も感じていたという犬塚さん、安堵の表情が浮かびます。ラーメンを通して広がる被災地支援の輪。遠く離れた被災地のために自分たちができることをひとつずつ。売り上げは全額、被災地に寄付されます。