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能登半島地震で安否不明者の捜索にあたった警察官 半島の災害ならではの難しさを実感

2024年1月18日 19:04
能登半島地震で安否不明者の捜索にあたった警察官 半島の災害ならではの難しさを実感

能登半島地震の被災地で安否がわからない人の捜索にあたった秋田県警の警察官が取材に応じ現地の状況などを語りました。目の当たりにした被害の大きさ。半島の災害ならではの難しさも実感したといいます。

秋田からは警察官24人が16日までの約1週間、土砂崩れが起きた現場で安否不明者の捜索にあたりました。 そのリーダーを担ったのが機動隊員の佐藤淳さんです。

家屋を押し潰した大量の土砂が安否不明者の捜索を阻みました。加えて道路の寸断などによって渋滞が発生し現場へのアクセスも困難を極めたといいます。

佐藤淳さん「本来であれば30分くらいで現場まで到着するような距離なんですけれどもそこを2時間とか2時間半かけて活動現場まで向かうというふうなことも起こっていました。秋田においても男鹿半島など、当然ありますのでそういったところで同じように道路が崩落したっていうことになりますと、そこまでのルートなども当然、限定されてきますし、たどり着かないっていうふうな可能性も出てくるのかなということは考えていました。」

能登の半島一帯に広がる被害。徒歩での移動やヘリコプターの運用を想定した訓練に、より力を入れていく必要があると話します。

東日本大震災をはじめ多くの被災地で活動した経験を持つ佐藤さんは改めて感じたのは一人ひとりの備えの重要性です。

佐藤淳さん「ひとつだけ荷物をすぐに持って外に出られるのかというところを常に、玄関先に準備しておくとか家族の方との連絡の取り方であったりとか、まずは自分の防災意識というのを少しでも高めていただけたらなというふうに思っています。」

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