大雨での浸水を想定した市街地での救助訓練 消防と警察が合同で連携を確認 五城目町
大雨で浸水した市街地での救助を想定した消防と警察の合同訓練が、五城目町で行われました。参加者は声をかけあいながら救助する人の状況や動きを確認し、災害時に迅速に対応できるよう連携を深めました。
五城目町の中心部を流れる馬場目川で行われた訓練には、五城目町消防本部の署員と、県警察本部の機動隊員、それに五城目警察署員あわせて30人が参加しました。
馬場目川は去年7月の記録的な大雨で氾濫し、広い範囲が水につかり、1メートル以上浸水した家もありました。
訓練は、当時の救助活動でも課題となった消防と警察の連携の強化と、現場対応能力の向上が目的です。
大雨により市街地が浸水し、逃げ遅れた住民から救助要請があった想定で、通報から腰まで水に浸かった住民の緊急搬送まで、流れを確認しました。
県警察本部 機動隊 中川恭兵さん
「消防の方と連携して現場で救出することも多々あると思うので、そこらへんはかなり自分の訓練を通して経験になったかなと思います」
五城目町消防署 救助隊長 伊藤大将さん
「有意義な訓練でした。昨年度水害を経験して私自身も現場で活動をしてました。実際自分たちの隊では限界を感じてた部分もありますので、今回みたいな訓練を通じて今後も連携できればいいかなと思いました」
五城目町消防署 副署長 舘岡雅志さん
「水害発生時には短時間に多数の救助要請が入ることが予想されます。この訓練を活かして有事の際は連携をしっかりと図り、安全かつ迅速な救助活動ができればと考えております。」
消防と警察は、今後もこうした合同訓練を行い、災害時に迅速な救助活動ができるよう、日頃から連携を深めていくことにしています。