秋田大学医学部附属病院で脳死判定による臓器提供 2000年以来県内2例目
秋田大学医学部附属病院に入院していた女性患者が2日、脳死と判定され臓器提供が行われました。県内では2000年4月以来2例目です。腎臓については秋田大学医学部附属病院で4日に移植手術が行われています。
秋田大学医学部附属病院によりますと、くも膜下出血で入院していた60代の女性が2日、臓器移植法に基づく脳死と判定されました。
本人が臓器提供の意思を示す書面はありませんでしたが、家族が臓器提供に承諾し、腎臓については4日秋田大学医学部附属病院で50代の男性に移植手術が行われています。
また心臓は九州大学病院で50代男性に、肺は東京大学医学部附属病院で40代の女性に、肝臓は岡山大学病院で40代の女性に提供されました。
県内で臓器移植法に基づく脳死判定と臓器の提供が行われるのは、2000年4月の由利組合総合病院以来2例目です。
日本臓器移植ネットワークによりますと、これまでに全国で脳死判定され臓器が提供された事例は1000件を超えます。去年1年間では約130件ありましたが一方で、臓器移植を希望する人は1万6000人以上います。