連携に向け 秋田市の2つの専門学校が協同授業を開催
秋田市にある2つの専門学校が協同で授業を行いました。
それぞれ理学療法士や看護師を目指す専門学校生が互いの役割の違いを学び、
連携することの大切さについて理解を深めました。
協同授業には理学療法士を養成する「秋田リハビリテーション学院」と、
看護師を養成する「中通高等看護学院」の、いずれも3年生のあわせて約80人が出席しました。
聖霊女子短期大学で講師を務める管理栄養士も加わり、それぞれの職業について学びました。
学生たちが顔を合わせるのはきょうが初めてです。
自分たちで作ったスライドを使って、互いに、目指す職業への理解を深め合い、
連携するチームとしての役割を確認しました。
授業では、架空の症例をもとに、それぞれの立場からどのように対処していくのかを把握する
グループ学習も行われました。
症状改善の目標の達成に向け、
互いの知識や経験を生かして連携することの大切さを学びました。
秋田リハビリテーション学院3年生 阿部幸恵さん
「看護師の方だと、その病棟にいて患者さんのことを見ていらっしゃるから、
同じ資料を見ていても考えることが違うので、それぞれの立場が理解できて
おもしろかったなって思いました。」
中通高等看護学院 3年生藤原朱音さん
「チーム医療をするうえで、多職種の連携がすごく大事だなって思いました。」
「看護師側の視点と理学療法士側の視点でそれぞれ得意分野があって、
それを情報共有することで、患者により良い医療を提供できるということを
気づくことができました。」
秋田リハビリテーション学院がほかの専門学校と協同で職業を学ぶ授業を行うのは
2015年の開校以来初めてです。
この協同授業は、来月13日にも行われます。