秋田県キッチンカー協会が秋田市と災害時の協定
元日に発生した能登半島地震では水道などインフラの復旧が遅れ、いまだ多くの人が不自由な生活を余儀なくされています。今月中旬に被災地に入り、炊き出しの支援を行った秋田県キッチンカー協会が18日、秋田市と災害協定を締結しました。
協定は災害発生時、秋田市が要請を行うとキッチンカー協会に所属する業者が市内の避難所などで炊き出しを行うなどの内容です。
キッチンカーは食品や飲み物を移動して販売・提供できる設備が整えられています。県内でもコロナ禍のテイクアウト需要を追い風にキッチンカーを手がける業者が増加しました。
締結式に出席した秋田県キッチンカー協会の石田隆一会長は今月13日から2日間、能登半島地震の被災地で炊き出しを行いました。石田会長は「温かいものを炊き出しできるところは非常に利点だと思っている」と述べました。
協定に基づく炊き出しは秋田市が判断・要請した際に行われ、その費用は市からキッチンカーの業者に支払われますが災害救助法が適用されれば費用の全額、もしくは一部が国から支援されるということです。