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八橋球場に1万5千人が詰めかけた伝統校同士の注目の一戦 金足農業が秋田商業を下し6年ぶりの甲子園

2024年7月22日 16:25
八橋球場に1万5千人が詰めかけた伝統校同士の注目の一戦  金足農業が秋田商業を下し6年ぶりの甲子園

高校野球・夏の甲子園予選は21日決勝が行われ、金足農業が秋田商業を破り6年ぶり7回目の出場を決めました。約1万5千人の観客が詰めかけた注目の1戦。金足農業の甲子園準優勝世代の弟たちも活躍を見せました。

金足農業の先発は

「ピッチャー吉田くん」2年生エース吉田大輝。

兄の吉田輝星投手に続け、と6年ぶりの甲子園出場に向けマウンドに上がりました。

相手は9年ぶりの優勝を狙う秋田商業。1回・2回はランナーを背負いながらも要所を抑え得点は許しません。

金足農業は2回ウラに2点を先制するとなおもチャンスで今大会ヒット1本と、苦しんでいたキャプテンの髙橋佳佑。6年前の甲子園でホームランを放った、兄でコーチの佑輔さんから手袋を借りて決勝に臨みました

実況
「打ちました。バットの先 三遊間抜けるレフト前ヒット。2塁ランナーは3塁を蹴った。3点目のランナーが還ってくるホームイン。苦しんキャプテンにようやく1本が出ました。」

3点の援護をもらった吉田。しかし、今大会打線好調の秋田商業につかまります。3回表、ランナー3塁2塁で去年もレギュラーで決勝で涙をのんだ4番倉内。

実況
「第3球を投げました、打ち返したいい当たりだレフト方向。レフト落ちる。3塁ランナーホームイン1点を返した秋田商業。もう1人ランナー還ってきました3対2。1点差。去年の悔しさを知る4番倉内の一振り」

直後の3回ウラ、金足農業は5番、キャッチャーの相馬

実況
「大きなあたり、風はあちら向きだライト伸びる、満員の外野席に飛び込みましたホームラン」

女房役・相馬のソロホームラン。失点直後の吉田を援護しました。

点の奪い合いとなった白熱の決勝。

金足農業の応援席には甲子園準優勝当時の4番、打川和輝さんの姿も。

打川さん
「点入れてもらえればいいですね」

「あの」準優勝に憧れ選手たちが集まった金足農業は8回ウラ。ヒットで出塁した吉田を2塁に進めると。

決勝当日に18歳の誕生日を迎えた9番・那須。タイムリーツーベースで吉田を還し貴重な追加点を奪いました。

最後までリードを守り続けたエース吉田。

「スイング、キャッチャーこぼして拾いなおして1塁送球アウト。試合終了。金農旋風再び、準優勝の2018年以来6年ぶり、甲子園に乗り込みます」

吉田大輝投手
「6年前の甲子園準優勝という結果を超えらえるようにがんばりたいと思います」

髙橋佳佑主将
「甲子園に行く権利とったので次は甲子園で兄を超えられるようにがんばりたいなと思います」

打球が飛びにくいと言われる新しい基準の金属バットになって迎えた初めての夏の秋田大会。決勝のヒット数は金足農業13本、秋田商業は16本と打ち合いで幕を閉じました。敗れはしましたが、今大会の秋田商業の打線のつながり、見事でした。

金足農業が挑む夏の甲子園は8月4日に組み合わせがきまり7日に開幕します。

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