高校野球・夏の甲子園予選は決勝が行われ、金足農業が秋田商業に競り勝ち6年ぶり7度目の甲子園出場を決めました。
秋田市のさきがけ八橋球場で行われた決勝は第2シードの秋田商業とノーシードで勝ち上がってきた金足農業が対戦しました。
金足農業の先発はこの大会2試合で完封勝利をあげているエースの吉田大輝。兄はオリックスの吉田輝星投手です。先頭バッターにヒットを許しますが、初回をきっちり抑えました。
試合が動いたのは2回裏でした。1アウト1塁2塁のチャンスに8番佐藤晃真がライト前へのタイムリーヒットで金足農業が先制します。この後もスクイズを成功させるなどして金足農業はこの回一気に3点を奪います。
秋田商業は3回表、倉内のタイムリーヒットで2点を返します。
しかし、その裏には金足農業の5番、相馬がソロホームランを打つなど点の取り合いに。
決勝が行われた21日秋田市の最高気温は32.2度。熱気の中で大勢の観客が声援を送ります。
金足農業が2点リードで迎えた9回表。秋田商業が1点を返します。さらに満塁のチャンスをつくりますが秋田商業の反撃はここまで。金足農業が6対5で勝利、見事優勝しました。
金足農業が夏の甲子園に出場するのは「金農旋風」を巻き起こし準優勝した2018年以来、6年ぶりです。
