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経団連がJERA・碧南火力発電所を視察 二酸化炭素の削減を推進している経団連の今後の活動に生かす

2024年2月9日 18:34
経団連がJERA・碧南火力発電所を視察 二酸化炭素の削減を推進している経団連の今後の活動に生かす
日本経済団体連合会の十倉雅和会長らが、二酸化炭素を排出しないアンモニアを燃料に混ぜて発電する試験に取り組む愛知県碧南市の石炭火力発電所を視察しました。

9日、経団連が視察したのは、東京電力と中部電力が出資する発電会社JERAが運営している碧南火力発電所です。

総出力が、410万キロワットの国内最大の石炭火力発電所で、5機あるうちの1機では、二酸化炭素を排出しないアンモニアを燃料の一部に利用する技術の確立目的とした世界初の実証試験に取り組んでいます。

3月には、燃料の20%をアンモニアに転換して発電する計画で、二酸化炭素の削減効果などを検証し2050年のカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量実質ゼロ)の実現に向けて石炭からアンモニアへ燃料転換した火力発電所を目指しています。

経団連の十倉会長は、「アンモニアの混焼や専焼は、石炭火力発電の低炭素化、脱炭素化を実現する重要な技術である」と述べ二酸化炭素の削減を推進している経団連の今後の活動に生かすということです。

一方、JERAの奥田久栄社長は、「石炭をアンモニアに切り替える技術開発は、大変順調に進んでいる。日本の企業と一緒に進めていくプロジェクトである」などと話しました。

また、1月31日に発生した(JERA)武豊火力発電所の火災について陳謝し「原因をふまえて安全対策、再発防止策を徹底していく」と述べました。
  • 中京テレビNEWS NNN
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